nakumelo’s blog

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「ハズレた人の気持ちを考えて」が引き起こす悪い癖

  意を決して書きたいと思った記事があります。それを書くにあたって、懺悔でもあるような言い訳というか、気づいたことを書かせてください。


   元々小心者で、気にしすぎな性格の私。 とにかく相手に嫌われたくない。知らない人に嫌われるより、身近な人に愛想を尽かされるのがほんとに恐怖。 それにしてもこんなにまで疑心暗鬼になってしまったのか?よーーく考えたところ、どうやら10年間続けているジャニヲタでの「あるフレーズ」が、知らず知らずに私を縛り付けていたのかもしれないと思うようになりました。

     

    “ハズレた人の気持ちを考えて”



  ジャニーズの公演は基本どこも激戦です。 どんなに大きなキャパの会場を押さえても、申し込んだ全員が全員行けるわけではない。当然当選発表の日はTwitterのTLは悲喜こもごもで大荒れになります。
 
幸運にも当選した方は、そらやっぱし嬉しいですよね。頑張ってきてよかった。やっと自担に会える。天にも昇るような気持ちになるでしょう。しかし、それを見事にぶっ壊すワードがあるんです。それが、先程のあの一言。
  
   早い話が、嫉妬なんです。行きたい気持ち・自担に会いたい気持ちはみんないっしょ。そしてこればっかりは完全に抽選という「運」次第なんです。それでも、やはし感情というものは抑えられないもの。そのどす黒い嫉妬が「こいつ(当選ツイートしてる人)がいなければ‼私は行けたかもしれないのに‼」という八つ当たりへと変貌するのです。
 
  他にも、アニバーサリーイヤーのライブでは「ヲタ歴〇年の私じゃなくて今年ヲタになったばかしのあの新規が当たるなんて‼」とか、友達のツテを頼って複数公演に行けるいわゆる「多ステ」をする人に対して「私は一公演も行けないのに!」という嫉妬から叩かれるパターンもあります。
 
   はっきり言って、新規はライブ行っちゃいけませんだの、ライブは一人一回しか行っちゃいけないだの、そんな決まりはないのです。ちゃんと正規のルート(ファンクラブへ入会してそこから応募)を使って応募して当たったのだし、友達のツテというのも、それがいざというとき使えるってことはその人が普段その人たちを大切にしてきてるからだと思うのです。行きたい公演なら素直に応募して、当たったのなら堂々と行けばいい。でもどんなに「私は間違ったことはしていない」 「嫉妬からの八つ当たりはみっともない」と頭ではわかっていても、感情がそれを凌駕して、当選ツイートしてる人を責めたり、逆に当選ツイートをした自分を悔やんだりしてしまうんですよね。
  
  私自身はつい最近まで鍵アカウントだったことや、フォロワーさんに恵まれていたこともあり、そういった「ハズレた人の気持ち」被害に遭ったことはありません。当選したときはいっしょに喜んでくれた人がいたからもっと嬉しくなったし、ハズレたとしても当選してるフォロワーさんがひとりでもいたら、それが救いというか、「次は私もこの子みたいにいいことがあるかも」と励みになりました。 ただ、これが原因であんなに仲良しだったフォロワーさん同士の仲が決裂し、絶縁状態になったのを目撃したことがあり、それがトラウマになったのでしょう、いつしか私は「ハズレた人の気持ち恐怖症」になったのです。 幸せだとか嬉しいとかを、簡単にツイートしてはいけない、話してはいけないと思ってしまうようになったのです。


  でも最近、それがすごくすごく窮屈で、そして時として寂しいことじゃないかと思うようになりました。違反したことをしたならまだしも、間違ったことはしてない。それでいて幸運なことに出会えたなら、それを素直に喜び、感謝することも、大切なことなんじゃないかと。そして、「嬉しい気持ちを伝えたら、この仲良しの友達も失うんじゃないか」なんて疑心暗鬼は、結局相手に嫌われたくないが故に相手を「信じていない」てことなんじゃないか、それってすごく悲しいんじゃないかとも思えたのです。

  場の雰囲気を考えた発言は大切。でもそれにばかり囚われて、批判を怖がって、周りを疑って、感情を押し殺すのはやめよう。まずは、心からの喜びを、素直に伝えよう。

  そんな風に思えるようになれた、「奇跡」のような出来事を、次回は書こうと思います。

  「正直の頭に神宿る」 と信じて。