nakumelo’s blog

考えたことややってみたことをとにかく書いてみるブログ Twitterアカウント→@EtoileMelimelo

それでも、書きたい理由

  Twitterやブログを見てると、いわゆる「エッセイコミック」みたいなものが流行ってるなーって思います。そしてそれを見るのが楽しい。
  人の数だけ、送る日常も見える景色も背負った過去も、未来への夢も、感じ方捉え方も全然違う。だから面白い。そう思わせてくれます。

  のほほんとしたあるあるネタ満載の日常系もあれば、日曜お昼の「ザ・ノンフィクション」ばりに苛酷&壮絶な人生を歩んできたもしくは現在進行形で歩んでおられる方もたくさんおられます。

  実を言うと私は中学生の頃、さくらももこさんのエッセイ本を読みあさってハマったことと、中一の時宿題がわりになっていた日記で当時担任だった国語教師に誉められたこともあり、エッセイストになろうと決めてました。おもしろおかしい文章を書いて、担任やクラスメイトを笑わせるのが好きでした。嫌なこともたくさんあったけど、あえて楽しいこと面白いことだけネタに書いてました。

  大人になった今も、文章を書くことは好きですし、現在はあの頃より強く「仕事」として取り組みたいって気持ちも大きくなっています。でも、もうただおもしろおかしいことだけは書けない。悲しいことやつらいこともアホみたいたっくさんあるってわかってしまったから。そして、何もかもをネタにしてさらけ出すことは出来ない。

  ぶっちゃけると私は中高はほんとに不登校一歩手前なぐらい学校嫌いでした。いわゆる「イケテないグループ」だし「ぼっち」の時期も長かったです。高校一年の冬にジャニーズに出会ってなければほんとにどうなっていたかわからないほどです。
  そして私をネタにするということは家族もネタにするということになってきて、そうなると3年前にわりとガチめに一家離散危機レベルで家庭内に居心地の悪さを感じたあの暗黒期を思い出して、やっと最近落ち着いて安心できるようになったのに!それが壊れるかもしれない!私のせいで家族が晒されて傷つくかもしれない!と思うとやっぱし何もかもをさらけ出してネタにするってことは難しいです。

  それでも、やっぱし何かを伝えたいと思ったときに、事実や経験をほんの少し加えて、「お話」として創作して文章を書く「小説家」なら、過去と向き合いつつそこから学んだら感じたことを少なからず伝えられるんじゃないか?と思うようになりました。

  先程書いた家族と上手くやっていけなくなるきっかけが起きたその夜、始めたばかりだったTwitterのタイムラインから流れてくる自分以外のつぶやきがみんな幸せそうで、「もう私は普通の人にはなれないのかな。幸せはこないのかな」と思ったりしました。でも月日が経ち、Twitterのフォロワーさんたちとも関わるようになり、たくさんの人がそれぞれの悩みや悲しみを抱えながらも、趣味を楽しんだり愚痴を言い合ったり、それぞれの方法で戦い向き合いながら、そして時にささやかな幸せを喜びながら、日々がんばっているのだなぁと思えるようになりました。そして、それはほんとは私自身もそうだったのかな、なんて思えるようになりました。
 
  コミックエッセイでも、Twitterでのつぶやきでも、小説でも。その人なりの「過去」や「悩み」の向き合い方があるのかもしれない。
  いつか自分自身が「書けてよかった。あのときあんなことがあったけどここまでこれてよかった」と思えるような、そして、読んでくださった方が「みんなおなじなんだ。私もきっとしあわせが見つかるよね」とほんの少しでも希望の灯りが灯せるような、そんなお話を書いていきたいです。

  ……書きたい書きたいって言っても、小説は小説で当たり前ですがほんっとに大変ですね‼なかなか有言実行出来ずにすみません(  ;∀;)
今どーにかこーにか書いているお話がひとつありますので、出来上がったらこちらに載せようと思いますので!