nakumelo’s blog

考えたことややってみたことをとにかく書いてみるブログ Twitterアカウント→@EtoileMelimelo

エンタメ新喜劇第二弾レポ 前編

  昨年11月に開催し、大好評だった、水玉れっぷう隊・アキさんの「JOY!JOY!エンタメ新喜劇」第二弾の2日目公演に行って参りました。
(前回のレポはこちら→http://nakumelo.hatenablog.com/entry/2015/11/18/225034)
  この第二回目の公演は当初は2月21日のみの開催予定でしたが、あまりにも早くチケットが完売してしまったため、翌日22日にも追加公演が決まったのです。21日はどうしても外せない仕事があるため渋々諦めた私には朗報でした。

  入り口にはファンの方が贈られたアキさんカラーの黄色のお花のスタンドがあり、大変華やかでした。先日行われた伊賀さん主催の「新幹線新喜劇」でも白と青の新幹線カラーのお花がありましたが、そういうイメージカラーがあると洋服とかお花とか選ぶのも楽しいですよね♪

   森田さん太田さんの「のぶよし・よしのぶ」というよく似た名前の金の卵一期生コンビが注意事項と公演中に行う、太田さん曰く「長年の夢」だったという客席参加のウェーブの練習(本番ではばっちり成功しました!)をしたあと、壮大な音楽とともに幕がゆっくり開いて公演スタート!

幕が開くとまぶしいスポットライトに照らされて映っていたのは、マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる白いハットとスーツに身を包んだ細身の男性のシルエットが……アキさんです!同じようにマイケルスタイルのダンサーさんをバックに従え、長い手足を活かした華麗でキレのあるダンスを披露したあと、舞台が暗転し、お馴染みの「ホンワカパッパ♪」の新喜劇のテーマが流れて、お話はスタートします。


   舞台となるのは、かなり背中の曲がったヨボヨボのおじいちゃん「いそじぃ」が用務員として管理している「花月公園」。ここにはゆたかさんが経営するたこ焼屋の屋台と、一の介マスターが娘の恵美ちゃんと営んでいる喫茶店が併設されており、地元の養護施設「あおば学園」の子供たちもよく遊びに来ます。
  あおば学園にはトシとナナカという
両親を早くに亡くした歳の離れた兄妹がおり、「将来は歌手になりたい」という夢を持つナナカをトシは応援しています。そんなふたりを、周りの大人や施設の仲間たちもあたたかい目で見守っているのでした。

 
ゆたかさんのたこ焼屋へ新しくスタッフとして働くことになったのが、アキさん演じるアキコさんなのですが、このアキコさんがなかなかのパワフルおばさんで、「タコを調達してきて」と言われると、なんと海に入ってタコを捕まえてくるほど。このときアキコさんが手に持っているタコ、
生 き て ま し た  (゚Ο゚)!!!
  そしてそんな活きのいいナマダコを持ってゆたかさんやお客さんの太田さん・もじゃさん・いちじまさんを追いかけ回すアキコさん。ここで結構な時間と体力を使ったため、ゆたかさんの代名詞である「ドリル」が短縮バージョンになりました(笑)

  自由奔放なアキコさんが仕事そっちのけで「あおば学園のお手伝いをしてくるわ!」と出掛けてしまうと
、心配そうに辺りを見回す一の介マスターが出てきました。喫茶店のほうでも新しくスタッフが来ることになっていたのですが、出勤時間を過ぎているのにまだ来ないとのこと。「初日から遅刻する」といえば……そう、あの方です!!
 
「わーーー!!すいませぇぇぇん!!おくれましたぁぁぁーー!!」と絶叫しながら走ってきたのは新喜劇の絶対的スター茂造!!新幹線新喜劇に続き、ここにも来てくれました!!  相変わらず歓声がすごい!!そして持ってるカバンが上手い具合にゆたかさんの顔面にフルスイング!!お馴染みの「なんちゅうジジィや!!!」「茂造。」という流れも見れました。ちなみに今回茂造が遅刻したのは「とあるハーフタレントと育休議員の密会を目撃する夢を見たから」だそうです。タイムリーだな。


  さて、ここから花月公園には珍客がやたらとやってくるようになります。

個性的なニューヘアーがお似合いの森田さんとミラーボールのようにギラギラな服と体型の藍ちゃんコンビの不動産業者がやってきて、喫茶店の土地を売るよう迫ってきます。「何度来たって売る気はないよ!」と一の介マスターは一喝し、茂造は森田さんのニューヘアーを「失敗したな」「てっぺんハゲ目立つな(「お前ら二人にだけは言われたくねぇ!」by森田さん)」とイジッたりして追い返そうとしますが、二人は一歩も退きません。

兄貴分も来ているというので呼ぶと、そこには新喜劇でお馴染みの黄色スーツにオールバックにちょび髭のヤクザアキさん!!「さっき俺とそっくりのオバハンとすれ違った」と言っていましたがたぶんそれアキコさんでしょうね。
  お馴染みのこのヤクザ、やっぱり茂造には甘くて、マイケル・ジャクソンの着メロをノリノリで踊ってる途中で止められて怒っても「すいませぇぇぇん!!」て謝れば「いーよぉー!」とあっさり許してくれます。優しいなぁ(´ヽ`*)
 
さらにはそこにもうひとつ、やたら大きな頭が特徴的な女社長が営む末成不動産がやってきて、やはり喫茶店の土地を売るよう迫ります。こちら側にいる用心棒は平山さんタックルさんのチャンバラJAPANコンビなのですが、まぁー相変わらずアドリブに弱いこと。茂造が食って掛かるとたちまちテンパってしまいます。

話術で敵わないなら武力行使に出てしまえ!ということでたこ焼屋の看板をぶっ壊し、その支柱をそれぞれ刀替りに振り回します。そこでアキさんは「助けてやるから土地をくれよな!」という条件で応戦することに。茂造が渡した箒から刀が登場し、見応えある殺陣が始まります。その途中、前回と同じように藍ちゃんのお腹だけはどう頑張っても斬れなかったり、タックルさんのズボンが斬られてパンツ丸見えになったり、末成社長のあの頭が斬られると上手い具合に一の介マスターの頭にすっぽりはまったりと、笑いの部分もしっかりありました。最後はアキさんがばっちり決めポーズ!かっこよかったです。


  そんな騒がしい連中をどうにか追い払ったまた別の日、ゆたかさんがせっせと仕事をしていると現れたのは、これまたオールバックで頬紅をつけていて、やたらピッチピチしたピンクの花柄Tシャツとヒョウ柄スパッツに足元は足袋というどっからどう見てもおかしなファッションに身を包んだオカマ風のアキさんがやってきます。その奇妙な人物、なんでも最近引っ越してきたのですが、ありとあらゆる家電のリモコンが丸ごと入った箱が見当たらないので全体的にリモコンを貸してほしいとのこと。そもそも屋台にリモコンなんかないから無理ですよ、と追い返します。
 
  奇妙なオカマが帰ったあとけたたましくベルが鳴ったと思ったら、次に現れたのは、警察官の服に身を包んで自転車に乗った石田靖さん!!! かつて茂しゃんとともにNGK4座長として新喜劇を支えていたすごいお方です。関東出身の私も「なんでも鑑定団」の出張鑑定のコーナーの司会をしているのでお顔と名前は存じ上げていましたが、生で見るのは初めてでした。
  4座長時代は「新喜劇の破壊王」という名前で呼ばれていたというのを聞いてはいたのですが、なるほどその通りでした。自転車をあのステージいっぱいに全速力でこいでゆたかさんを追いかけ回し、長椅子をひっくり返し、乗り飽きた自転車はスタンドを立てずに放置し、ピストルを発砲しながら乳首ドリルなど、問題しか起こしてないお巡りさんです。茂しゃんの舞台もハチャメチャですが、あちらはどちらかといえば事前から計算し尽くされしっかり稽古を重ねたもので、こちらは思いつつくまま自由気ままにやっている、いわゆる「何がこの先起こるかわからない怖さ」がある笑いでした。
 
  そんなバイオレンス破壊王な石田巡査は、ゆたかさんがトイレに行っている間に店番を任されることに。そこにまたあのリモコン貸してのオカマアキさんが来てしまったもんだからさあ大変。あんだけキャラが濃いオカマアキさんですらこの破壊王にかかればオモチャになってしまいます。特にヒョウ柄スパッツがとてもよく伸びる特性に目をつけられ、屋台で使っている鍋をそのなかにぶちこまれたり、石田巡査が顔を突っ込んで(!!)そのままアキさんを軽々抱き上げてグルグル回したり、最後はアキさんの肩辺りまでぐーーんと伸ばして寝袋のような状態にしたあと、なんと屋台の屋根にそのままの状態で引っ掛けて放置してしまいました。スパッツ越しにアキさんの手だけがパタパタ動いてるのが見えました。


  そんな風に大人たちがバタバタと慌ただしく騒いでいるなか、あのトシとナナカの仲良し兄妹の運命は大きく変わろうとしていました。

レポは後編へ続きます!!