nakumelo’s blog

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エンタメ新喜劇第五弾レポ 後編

レポ前編→
http://nakumelo.hatenablog.com/entry/2017/03/22/204205

中編→http://nakumelo.hatenablog.com/entry/2017/03/27/195707

  恐らく日本一遅いであろうエンタメ新喜劇レポ、やっと後半です!!これで最後だよ!!よかったらおつきあいくだされ!!


  ついに迎えたお祭りの日。様々な演し物が披露される予定で、そのなかにはえりかちゃんという和太鼓の名人がいました。えりかちゃんは太鼓部の顧問・太一郎先生となにやら深刻な顔で話し合っています。

 
「えりかちゃん、やっぱりちゃんとおばあちゃんと話し合おう。こんなチャンス逃しちゃいけない。きっとわかってもらえるように僕も説得するから」
「……でも、私、おばあちゃんを残してまで、行くことは…」

 

  その様子が気になって、声をかけてみるアキコさんたち。実はえりかちゃんは、その和太鼓の演奏技術の高さをアメリカの有名音楽レーベルに認められ、ぜひうちでアーティスト活動をしないかとスカウトされたとのこと。そしてその旅立ちの日がこのお祭りが終わった次の日なのです。
  しかしえりかちゃんには、亡き両親に替わってずっと育ててくれたみどりおばあちゃんがおり、このおばあちゃんは最近回復こそしたものの持病もあるため、ひとり残して渡米など出来ない。そしてその想いが強すぎて、まだみどりおばあちゃんには話せていないのでした。

  やっぱり無理です!!と走り出すえりかちゃんを、走っているようで実はその場でランニングしているようなマイムで追いかける太一郎先生。相変わらずすごいな…(笑)

 

  そうこうしながらもお祭り開催の時間が近づいた頃、あの由美社長と秘書高井たちがやって来ます。高井の手には市からの委託書があり、これによればこの広場の権利は完全にNGK建設が獲得し、そのため今すぐにでも取り壊し工事をすることが出来るとのこと。ただちに祭りを中止しろ!と命じてきます。

   これまでの健闘もついにここまでか……と絶望と諦めムードが漂うなか、「その必要はない!!」とやって来たのは、茂造!!そして、茂造の顔を見た瞬間、青ざめる由美社長…… 

 
  「あ、あなたは……茂造会長!!!!」


  実は茂造の正体は、由美社長よりもさらに上の役職である、NGK建設の会長。なかなかマンション建設に着手出来ないこの広場を自身のこの目で確かめようと、ただのジジィを装いやって来たのでした。

  「この広場は、祠の神様共々、みんなに愛され親しまれる大切な場所なんだ。それを壊してはいけない。ワシは数日間様子を見ていて感じた。だから建設計画は中止だ!!会長のワシが決めたんだ!!今すぐ、市役所へ中止の旨を説明してきなさい!!」

  毅然とした口調と態度で由美社長に命じる茂造会長。会長の命令ならと仕方なく撤退する建設会社一同。このときの茂造かっこよすぎて惚れ直しました
(゚ヽ゚*)ポッ♡←

 
  これで思いっきりお祭りが出来る!!と張り切る住民たち。まずは今やエンタメ名物となった酒屋と八百屋のモータルコンバットさん、そしてちびっ子たちのアクロバティックなブレイクダンス!全員が大きな大会で賞を受賞するほどの実力者のパフォーマンスを新喜劇と共に見れるコスパの良さもまた、エンタメ新喜劇の醍醐味です。

  次に大きな和太鼓がセットされ、袴姿に着替えたえりかちゃんが登場。みどりおばあちゃんはにこにこ笑いながら、孫娘に語りかけます。

 

「えりかの太鼓、楽しみだわ~!この祠の神様のおかげで、具合もすっかり良くなったし、えりかの夢も叶うし、本当によかった!!あっちでも、しっかりがんばるのよ。離れていても、私たちは家族なんだから…ね?」

  
その言葉に驚くえりかちゃんと太一郎先生。おばあちゃんは、ちゃんと孫の事情をわかっていたのでした。おばあちゃんの愛情を実感し、旅立ち前の晴れ姿を見せようと、えりかちゃんは張り切ります。
  ひとたびバチを握り、「ハァッ!!」という掛け声をかければ、その小柄な体のどこから溢れているんだ?と圧倒されるほど、ひとつひとつの音がビリビリと耳へ伝わってくる力強く太鼓の音色が奏でられていきます。演奏が終わると、太鼓の音色に負けないほど大きな拍手を受けながら、えりかちゃんは大好きなみどりおばあちゃんを抱き締めるのでした。


   「さあっ、お祭りはまだまだこれからよーー!!」


  あき恵ママの掛け声をきっかけに、さらにお祭りは盛り上がりを見せます。近畿大学チアリーディング部の方々は、アクロバティックな技を次々と披露!次々と回転や人間タワーなどの高度な技をこなしていきます。ちなみにチアリーディング自体に男女の区別はないようで、何人か男性のメンバーもいたのが印象的でした。

  次に出てきたのは少林寺拳法風のダンスを披露するチーム。ここではアキさんも合流。衣装が途中で変わる斬新な演出と、力強いダンスパフォーマンスで会場を圧倒します。

   ダンスパフォーマンスが終わると、「なぜか」ゼーハーしながらパフォーマンスタイムの時消えていたアキコさんも合流(笑)  広場の存続の話を聞き、安堵します。みんなで祠の神様にお礼を言いましょう!とその場にいた全員で手を合わせてお参り。すると、辺りが闇に包まれ、祠にはまばゆい光が射し、なんと扉が開いて誰かが出てきました!
そこから現れた長いお髭の人物は……冒頭でコイントレーを売っていたプリンス忠志!!なんと彼の正体はこの祠の神様なのでした!!

  神様忠志曰く、自分はあくまでコイントレーの如くみんなの「願いや祈り」を受け止めていただけだと。その願いや祈りが叶ったのは、そのためにそれぞれが積み重ねていった地道な努力や心掛けの結果であるということ。いわゆる……「小さなことから、コツコツと」。これやるときのプリンス忠志はほんとお父様そっくりです(笑) そしてそんな神様は「これからもコツコツがんばっていってくださいね」という言葉を残し、また祠の中へ帰っていきました。

神様を見送ったあと、「じゃ、私も、そろそろ戻りますね」となんとも意味深な言葉を放ち、祠の扉を開けるアキコさん。もしかしてアキコさんも祠の神様だった……!?

  と思いきや、すぐに出てきて扉から顔を出すアキコさん。ただ単に神様の真似をして中に入ってみたかっただけのようです。おどかすんじゃねーよ!と周りからは非難囂々。それを受けたアキコさんは……


  「わかりました!わかりました!私、謝ります。みなさん、わたし、
(思いっきり客席のほう見ながら)

あ や ま り ま す よ!!

(大きく頷いて)

いいですね!!

『すいませーーん!!』」


  当然のように返ってくる客席からの「いーいーよぉー!!」の大合唱。それを聞いて満足そうに頷くアキコさん、というところで公演は終了。


  カーテンコールでは劇中にあった「小さなことからコツコツと」になぞらえて、始めは一日限りのイベントだったエンタメ新喜劇が、アキさんの人気上昇と共に今やチケット争奪戦や追加決定もあり得る一大イベントになり、本当に続けてきてよかったね、と茂しゃんと共に話していました。
  コント・ダンス・殺陣など、これまでアキさんがひとつひとつをきちんと全力で取り組んできたことが、今こうして確かな実力となって舞台で花開いている。それが間違いない「小さなことからコツコツと」の証明なのだと思います。

  そしてこれからも「座長」という夢のためのコツコツのひとつとして、既に9月の次回公演が決まっていました。そしてやはり前売りチケットを買った人はアキさんと写真が撮れる特典付き。前日に先行抽選に当たり発券済みなのでその列に並んで待つことに。
 
  なんと今回は撮影アシスタントは劇場スタッフではなく、現役座員である大島さん・もりすけさん・前園さん・高関さんが行っていました!大島さんは明るく気さくに、そしててきぱきと誘導してくださり、もりすけさんは縦横どちらもばっちり撮ってくださいました!途中で「もりすけーー頭皮が光っちゃってるぞ!!」といじられていました(笑)
   
  大島さんは握手していただいたとき「僕よりメインがあちらにいるのに~」と謙遜されていましたが、さりげなく後輩のフォローをしていたり、ファンひとりひとりに温かく声をかけているその姿はまるでお母さん!もりすけさんは普段のハゲいじりもあるのか、出てきた瞬間ワーーッと歓声が起きていました!
  前園さん・高関さんに関してはまだどちらかといえば大人しめな感じでしたが、顔とお名前を覚えておきますね!と約束してきました。励みにしてくれたらいいな。

  そしてその横では森にぃが「きょうと新喜劇」の手売りをしており、完売に向けてがんばっていました。私も本当はチケットを買いたかったのですが、この時点で既に宿も取れず仕事のスケジュールもずらせないことも確定してたので、必死で我慢しました……ちなみにこれを書いている2日前にきょうと新喜劇本番は行われたのですが、見事完売の大盛況で、8月に次回開催も決定したそうです!おめでとうございます!

   アキさんも、森にぃも、茂しゃんも、他の座員さんも……みんながコツコツと積み重ねてがんばっている舞台が、新喜劇です。

  私も多忙によりレポが遅れることがこれからも多々あると思いますが、必ず完成させますので、どうかお付き合いお願いいたします‼