nakumelo’s blog

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「茂造の絆」レポ 感想など

   ここからは感想・考察なんかを書いていきます。


   閉幕し、ロビーで合流した友人と泣きながら感想を話しましたが、もう「すごい、すごいね…」としか言えなかった。今はやっと落ち着けたので色んな言葉が出てくるのですが、このときの興奮と感動だと単純に「すごい」しか出てこなかった。
  
「感動した」「色々考えさせられた」………そんな言葉でも空々しくなってしまうほど、清らかで洗練された空間。それは茂しゃんが先頭に立ち、座員さんや役者さん、スタッフさんを鼓舞し、彼らがそれに全力で応えたことによる賜物。それを見ることが出来た自分はとても幸せだと思えました。

 

  茂しゃんはある雑誌のインタビューで、今回のこのお話の舞台を酒蔵にしたのは「お酒はその日の気温や気候に左右される。みんなの気持ちがひとつにならないと美味しいお酒は作れない」「色んなものを背負った人たちが集まって、ここに来てよかったって思える場所だと思う。その家族みたいな絆の生まれる雰囲気が好きだから」と話していました。
  そしてそれは、茂しゃんが仲間たちと共に作り上げて毎日のように立っている「舞台」も同じことが言えると思いました。

  
 

  今回は閉幕後にサプライズがあり、お客さんが通る道に開幕前にはなかったあるフォトスポットができています。そこに写っているのは、青空の澄み渡る沖縄で、アロハシャツを着て笑顔を向けている辻本酒造のメンバー達。もちろんナオトもいっしょです。

  これに関しては「茂造の叶わなかった夢」なのか「時間がかかっても茂造夫婦とニノミヤが出所し、ナオトもまた会えるようになって叶えられた夢」なのか、色んな捉え方が出来るな、と思いました。かなり悲しいお別れのまま本編は終わってしまったので、そこで救いを見いだすのもアリだと思います。
 
茂造がおじいちゃんになった今でもナオトとは会えているのかな?弁護士になったアンナが茂造夫婦やニノミヤの弁護をしてくれたのかな?ヨウスケとサチコもナオトのような子供が出来たかな?と想像するのも楽しいな、と思いました。


   この記事を書いているときに、ふと関ジャニ∞の「イエロー・パンジー・ストリート」という歌を思い出し、改めて歌詞を見たら(こちらです→http://sp.uta-net.com/search/kashi.php?TID=111869 )、ぜひこうなってほしいと思えました。観劇直後は切なく寂しい気分でホテルでもなかなか寝付けず、お別れ系の歌ばかり聞いていましたが、千秋楽になった今ならこの歌がいちばんぴったりだと思いました。


   「いつかこの場所でもう一度逢えたら きっとそれもHappiness!」

  「不安や悲しみの前で うつむいてるなら いつでも駆けつけよう」

   「君と僕を繋いだ線がどんな色だって きっと大切な運命に違いない」