nakumelo’s blog

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きょうと新喜劇7レポ②

   色々あって空白期間が開いてしまいましたが、レポを再開いたします!

「転校してきた女子高生・展子」として潜入し、組長の隠し子かつ推しメンアイドルの安世ちゃんを守ることになったヤクザ森田。
 
   女子寮には安世ちゃん・まみちゃん・ゆり蚊ちゃんの他にあと一人、最年長のみどりがいました。「17歳の高校三年生」と自己申告していましたが、最大のオブラート「大人っぽい」でも包み込めないようななかなかのお年の召した見た目……ともかく、4人の女の子たちと生活していくことになります。
  
  早速展子の部屋に行こうとみんなで階段を上がると、例のトラップが発動し、鳴り響くアラーム。どうやらしっかりと生物学的な性別を判別する機能まであるみたいです。みどりは「空襲警報や!!」と年代が一発でバレるようなパニックを起こしたりと一瞬騒ぎになりましたが、なぜか「この展子が男なのでは?」という疑いは誰一人思い浮かばなかったらしく、アラーム機能が壊れているかもしれないから一先ず停止させておこうということになり、展子は無事二階へも行き来できるようになりました。

  二階の部屋へ荷物を置き、再びロビーへ戻ろうとする展子、階段の踊り場で見かけたのは、こっそり戻ってきたゆたかくん。ゆたかくんはスマホに向かって、こんなことを話しています。
 
  「今日こそ俺は安世ちゃんを射止める!!これで組での俺の評判も上がるやろ!!」

 
  観客にしたらこれは先程の出来事とリンクして「安世ちゃんに告白してクラスでの評判を上げる」ということなのだとわかるのですが、それを知らない展子は「射止める=射殺する」「組=吉本組」だと恐ろしくタイミングのよい勘違いをし、この出っ歯の輩が吉本組が仕向けた暗殺者だと確信。こっそり下へ降り、手近にあったマキザッパを手に取ると、これでもかとゆたかさんをシバキまくります。
  ゆたかくんの叫び声を聞いて飛び出してくるたまよさんや他の生徒たち。「この人、安世ちゃんの命を狙った殺し屋よ!!」とゆたかくんに馬乗りになり大騒ぎする展子。

 
周りの説得で誤解こそ解けたものの、ゆたかくんが展子に抱いた印象は最悪。さらに展子もといヤクザ森田にとってもゆたかくんは大好きな推しアイドルに気安く近寄る男という点で、警戒すべき対象になってしまいます。
  安世ちゃんとゆたかくんがちょっとでも仲良くしようとすれば大きな音を立てたり会話のなかに入って邪魔したりと「いらんこと」ばかりする展子。そのたびに「かんにんえ♪」とかわいらしく京都弁で謝るのですが、かえってゆたかくんの怒りは増すばかり。 
 
  とうとう安世ちゃんが席をはずした途端に大喧嘩になる二人。「痛い目見せたろか!!」と展子が取り出したのはお馴染みマキザッパ、さらにゆたかくんのシャツをひっぺがす!!とここまできたら「あれ」が発動されるわけで、当然湧く会場。
  しかしたまよさんのときと同様、展子はこのお約束展開にあまり慣れていないため、せっかく脱ぎかけたシャツをまた着せたり、「爪先・顎・脇」のタイミングが合わないなどかなりグダグタ。ドリルはやはりあの眼鏡のおばちゃんがしっくり来るのかもしれませんね……(笑)
 
   ゆたかくんを追っ払ったあと、入れ違いに安世ちゃんが戻ってきました。なんと安世ちゃん、世界的に有名な監督がパリの国際映画祭に出品する作品の主演に抜擢されているのですが、その監督が「海外にウケるから」という理由で日本らしい趣があるこの旅館跡地の女子寮で撮影を行うことになりました。
 
  センターの人気メンバーなうえに、映画の主演までやっちゃうなんてすごい!!と自分のことのように喜ぶ展子。
  ふと展子は「安世ちゃん、アイドルしながら学校にも通って、映画まで出て……なんでこんなに頑張れるの?」と素朴な疑問をぶつけてみます。そこには安世ちゃんなりの深い理由がありました。

 
  「私はね、母子家庭で育ってきて、お父さんのことはほとんど覚えてないの。お母さんはお父さんは私が生まれる前に死んじゃったのよって話してたけど……ほんとは私知ってるの、それが嘘だって」
「……」
  「お父さんは、祇園組っていうヤクザの一人だったみたい。今はその祇園組自体無くなっちゃったらしいんだけどね。色々あって別れちゃったんだって」
「!!!」
「今はもうどこにいるか、生きてさえいるかわかんないけど……せめて私が元気で頑張ってるよってテレビや映画で見てもらえたらって思ってるの」
  「そうだったんだ……」


  親子の絆を信じて頑張る安世ちゃんに、展子は「だいじょうぶ!!絶対お父さん見ててくれるよ!!展子がついてる!!展子も応援する!!」とエールを送ります。そして撮影準備を始めるため安世ちゃんが部屋に戻ると、すぐさま高井兄貴にこのことを伝え、調査してもらうことに。

  やがて女性ながらやたら貫禄のある山本監督・ハンサム俳優の忠志さん・小柄でなんとなくカエルのような顔立ちながら女性から大人気のトレンド俳優瀧見さんなどのご一行が到着。
なんとそのなかに冒頭で取り立てに失敗したクリリンが!!どうやらADとして普段は勤務しており、この映画がヒットすれば高額のギャラが貰えるのでこれを借金返済のアテにしていたようです。取っ捕まえたいのをなんとか堪える展子。

  さらにこの撮影にはもう一人、大物俳優が来るらしく、彼を待っている間に撮影準備をしているとある緊急事態が。なんと出演女優の一人が移動中に事故に遭い、撮影に挑めないというのです。色んなスケジュールの都合で今日のこの時間しか撮影ができないため現場は大騒ぎ。急遽代役が必要となります。
   ふと安世ちゃんの傍らにいる展子と目が合った山本監督。そこに「なにか惹かれるもの」を感じ、ぜひ展子に代役をお願いしたい!と出演オファー。演技なんかしたことないと困惑する展子ですが、安世ちゃんからもお願いされ、引き受けることに!!

  どんどんパワーアップするミッションのハードルを、展子は乗り越えられるのでしょうか?