nakumelo’s blog

考えたことややってみたことをとにかく書いてみるブログ Twitterアカウント→@EtoileMelimelo

きょうと新喜劇7レポ③

  レポもこれでやっと終了!……だといいな(笑)

   急遽映画撮影に参加することになった展子の役は、安世ちゃん演じる主人公が働くスナックのホステス役。基本的に台詞はなく、相手役の瀧見さんがリードしてくれるのでどうにかやれそうです。そして早速衣装へ着替えに行きます。

  それと入れ違いにやって来た大物俳優。
それはなんとあの津川正彦!!………になんとなーく似た、西川のりお師匠!!今回のシークレットレジェンドゲストです。会場からは歓声があがりました。
  そして展子が着替えた衣装は、ヤクザver.を彷彿とさせる緑のスーツ!!いよいよ中途半端な女装の見かけになってきましたが山本監督は「これが海外にウケるんだ!!」と自信満々。よくわかんねぇな海外ウケって (゚ヽ゚)
 
  そして女子寮の仲間や男子寮のゆたかくん・まさとくんも見守るなか、いよいよ撮影開始。店で喧嘩をしたヤクザ忠志とそこで出会ったホステス安世の恋、さらに安世と生き別れになった父のりおとの再会という、古きよき日本の任侠と人情に溢れたストーリーなのですが、そこで店のホステス役の展子に与えられた芝居は「店の隅っこで瀧見と抱き合う」などほんとにこの役必要なの?というようなビミョーなものばかり。
  さらには「瀧見とディープキス!!」というとんでもない指示まで出される始末。嫌がる展子に対し瀧見はすっかりノリノリで思いっきり唇を押し付けるガチキスを披露!!撮影前にちゃんとブレスケアしたというわりになかなか独特の口臭らしく「ウ゛ォェッ (゚н゚||)」という危険な悲鳴をあげていた展子。それでも安世ちゃんのため、頑張って我慢しました!
  その体当たりの演技もあり、無事撮影は一発OK。これなら今回の映画祭もきっと大賞が狙える!とご機嫌な山本監督。やっぱよくわかんない海外ウケ……(´ヽ`)

   休憩にしよう!とのりお師匠が現場を去る際、ものすごく絶妙なタイミングでなんと展子のおさげカツラを取り外し、そのまま出ていってしまうハプニング発生!!そのため素朴な女子高生展子はあっという間に元のヤクザ森田に早変り。ほんのり頬にお化粧したおっさんが急に現れ、大騒ぎになる現場。追い込まれた森田は思いきってすべての事情を話します。呆然とする安世ちゃんと、ざわつく周りの人間。
  と、そこにやって来た高井兄貴。ついに吉本組が仕向けたヒットマンを見つけたのです。そのヒットマン二人組の写真を見てさらにざわつく全員。そこにはまさとくんとみどりお姉さまの顔が!!なんとこの二人は「父娘」のヒットマンだったのです!!母と息子じゃないのか!!

   バレたら仕方ない!!と傍にいたまみちゃんを人質にとるヒットマン二人。瀧見さんの体を張った渾身のカエルギャグも不発に終わり、忠志さんの「パパに言いつけるぞ!」という圧力にも屈せず、現場は緊迫した状態に!
  こうなったら俺が相手になったるわ!!と自ら一歩前に出る森田。そしてその森田に向けて放たれる銃弾!!そしてその銃弾を弾くために森田が差し出したのは……ゆたかくん!!そして彼のやや出っぱった前歯は見事に銃弾を弾き返していくのでした。
 
  そのとき、花月組の若頭、「暴れ新幹線」こと伊賀兄貴が白と青のスーツで登場。一通りその横顔についてイジられておりました。なかには「車内販売のアイスがめちゃめちゃ固くてすくえないからなんとかして!」なんてクレームも(笑)
  
  横顔新幹線な伊賀兄貴が伝えたのは、これまでずっと対立状態だった花月組と吉本組はこの度兄弟の盃を交わし、電撃的和解が成立したという大ニュース!そして両組長がここへ来ているというのです!
  吉本組組長はこの日のもうひとりのレジェンドゲスト・上方よしお師匠!!自転車のサドルを彷彿とさせる独特の髪型でバッチリキメていました。そしてよしお組長がヒットマン父娘に「堅気さんに手を出すな!」と一喝してくれたおかげで、まみちゃんは無事解放されました。
 
  そしてほどなくして花月組組長も到着。なんとそれは……先程まで撮影に参加していた大物俳優のりお師匠!!実は役者は世を忍ぶ仮の姿で、組長ver.ではカツラを装着していました。そしてのりお組長からさらなる事実が告げられます。
 
  「会いたかったよ、我が……息子よ!!」
 
  「ん……?…息子!? (゚ε゚)」

 
  組長が駆け寄ったのは、安世ちゃんではなく、その後ろにいたゆたかくん!!よくよく話を聞くと「八坂高校の寮の201号室にいる生徒」という情報だけで、男子か女子かまでははっきりしていなかったのでこういう勘違いが起きたようです。そして女子寮の201号室は安世ちゃんですが、男子寮の201号室はゆたかくんだったのです。
 
  念願の父との再会が勘違いの為果たせず落ち込む安世ちゃんですが、彼女の顔を見て反応したのは吉本組のよしお組長。そして彼女の母の名を聞きハッと気づきます。なんとよしお組長はかつて祇園組に在籍しており、そのとき恋仲になった女性が安世ちゃんのお母さんだったのです。つまり、安世ちゃんは花月組のりお組長の娘ではなく、吉本組よしお組長の娘だったのでした。

  ついに夢を叶えた安世ちゃん。さらに同じような生い立ちのゆたかくんにシンパシーを感じ、正式にお付き合いをすることに。
  そしてミッションをクリアした森田は約束通り正式に花月組の組員に昇格!!……のはずでしたが、

  「お父さん、あいつは僕を棒でシバいたりいけずしたり挙げ句は銃の盾にしたりしてさんざんひどい目に遭わされたんです!!絶対昇格なんかさせないで!!」


  組長の息子であるゆたかくんにこれまでの悪行をチクられたことで、昇格どころかヤクザをクビになってしまいました。
  これからどうしたらいいんや……と嘆く森田。そこに「私たちがいる!」と響く声。

振り向くとそこには、冒頭でヤクザ森田に恋をしたたまよさんと、キスシーンで共演したことによりなにかに目覚めた瀧見さんが!!
  二人の求愛から逃げ回るところで、舞台は終演。


  二ヶ月もかかってしまったレポですが、個人的には森にぃがここのところレギュラー出演しているチーム辻本公演での経験を活かしてくれてくれているようなストーリーになっているのが嬉しかったです。
  この「きょうと新喜劇」シリーズの好評を受けて、ついに4月にはNGKで主催公演が決定している森にぃ。こちらもどうか大成功しますように!!