nakumelo’s blog

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きょうと新喜劇8レポ③

  いよいよ夜になり、もう間もなく借金取りたちがやって来ます。こんなことなら引き留めてくれたら良かったのにとここでも圭吾のせいにするクズっぷりを見せつけるノブヨシ。

  そしてついにやって来る借金取り。しかしそのすぐあとにあのゾーゾータウン社長のジミーと秘書桜井も着いてきます。
  うろ覚えの台詞の中からどうにかジミー社長が伝えたのは「ここは一旦自分が借金を立て替えておくから、幸恵さんを賭けて私と勝負してほしい」と言うこと。
  かなりリスキーではありますがその場をなんとか収めるため、ノブヨシはその条件を承諾。金を回収できれば誰からでも構わない借金取りたちはこれにて退散。


  さて、ジミー社長はこの大きな賭けにはそれなりのジャッジマンが必要だろうと、闇カジノのオーナーを連れてきていました。いよいよカイジっぽくなってきた展開。
  その闇カジノのオーナーとは、なんともう一人の時期座長候補・しみけんさん!!まさかの大物登場にざわつく会場。ダークなスーツに身を包み、真顔で店へ入ってくる清水オーナー、そのまま「おじゃしまにゃんわ」という懐かしいご挨拶を披露し、見事に全員をズッコケさせていました。なんでも「あの人は俺のなかでずっと生きているからね」だそうです。

  清水オーナーの提案するゲームは、数字の書いてある円のボードにダーツを3回ずつ飛ばしていくのですが、その当てた目の合計が「奇数」か「偶数」かを当てられるか、というものでした。ダーツのボードは「東京フレンドパーク」のようにクルクル回る仕組みでした。

  早速そのダーツがお店に運び込まれるのですが、それを運ぶ祇園花月スタッフさんが、新喜劇における「正面はお店の壁がある設定」を無視して運び出したためブチギレる清水オーナー。そのスタッフさんは小柄な女性だったのですがまったく容赦なしで肩を強めにひっぱたかれてました。コンプライアンス的にどうなんだこれと少し不安になったところでいよいよゲームスタート!

  じゃんけんで先行はノブヨシ・後攻はジミー社長となり、まずはそれぞれ1投ずつ矢を飛ばしていきます。ジミー社長はその小柄な身長でなんとか的に当てようと取り決められていたラインを越えては注意され、「だいじょうぶかぁ?」「ダイジョウブー!(鼻声)」を3回ほど繰り返してやっと投げたのですが、それが的を越えて清水オーナーの腕に刺さりかけるというハプニングもありました。


  実はこのゲームコーナ、筋書きなどはないガチの勝負のため、この勝敗によって物語のエンディングが大きく変わるシステムになっていました。

  そして合計が奇数になると賭けたノブヨシですが……結果は見事惨敗!!最後の最後で負けてしまいます。

  賭けの対象になっていた幸恵はすっかりお金持ちのジミー社長の方へ気持ちが向き、足取り軽くついていってしまう始末。こうして彼女も大金も失ったノブヨシは店の中央で呆然と力なくうなだれます。慰めようにもなんと声をかけたらいいかわからず困惑する圭吾とまみ夫妻。外の山ではついに五山の送り火の「大」の字の灯りが灯ります。

  そんななか、由美が静かに語りかけてきました。

   「今日は五山の送り火よ。死んだお父ちゃんも、今、ここに帰ってきてるの。あんたのこと見ててくれてるんだよ。それなのに、そんな落ち込んでたら、お父ちゃん悲しむでしょ?」

  それを聞いて、ぽつりぽつりと本音を語り出すノブヨシ。両親のことも尊敬し、このうどん屋にも誇りは持っていたものの、父が亡くなりいざ自分がこの店を守っていく立場になったとき、そのプレッシャーの重みから弱気になり、ついギャンブルに逃げていたのだというのでした。

  でも、やっとやっと、現実と向き合うことで見える未来があると、身をもって知ったのでした。


  「お父ちゃん、俺、今度こそ店もお母ちゃんも守る!!頑張るから、見ていてくれ!!」


天に向かって力強く宣言するノブヨシ。そしてそれをしっかり聞き入れる由美。


  「ノブヨシ、よく言ったわ!!……さあ、みんな出てきて~!!!」


  その由美の一言で、先程出ていったはずの幸恵やジミー社長と桜井秘書、清水オーナー。さらには金を騙しとってから行方を眩ましていたニシカワ氏をはじめとする詐欺グループやアキ兄貴たちまでゾロゾロとお店にやって来ます。ニコニコ笑う一同。わけがわからずきょとんとするノブヨシ。
  さらには圭吾とまみ夫妻も「よかった上手くいって」と笑顔。幸恵ちゃんとジミー社長からは「実は私たち親子なの!黙っててごめんね」と言われ………


  「………もしかして、みんな揃って俺を騙してたのか!?」


  壮大なドッキリに唖然とするノブヨシ。そしてそれに対するみんなの反応は……


  『はぁい!!!』


  声と調子が揃ったいいお返事が返ってきたところで、お話は終了。


最後にもう少しだけ書きます!