nakumelo’s blog

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きょうと新喜劇9 レポ①

  2019年初の現場は祇園花月の森にぃプレゼンツ「きょうと新喜劇9」!!!  

  舞台は祇園のどこかにあるとある緑豊かな公園、その敷地内にある「カフェ祇園」。ここでは店主のノブヨシが妻の幸恵と娘の直子と共に暮らしながらマスターとして切り盛りしているのですが……

  ノブヨシには「良くも悪くも思ったことをそのまま声に出して相手に伝えてしまう」という悪癖があり、接客業でありながら思ったことをオブラートに包まずズカズカ言ってのけるのでしょっちゅうお客さんを怒らせていました。
  さらに商売に関してもあまり熱心でないためかコーヒーやデザートの味も悪く「食べログ星0.2」「関西で3番目にまずい店」という大変不名誉な評価を受けていました。

  同じ公園内でお弁当屋の屋台を出しているケイゴ(もじゃさん)や昔馴染みのクリーニング屋の信乃助・綾子(ぢゃいこさん)の安尾夫妻の心配をよそに、今日もお客さんカップルの武蔵と恵、さらには幸恵や直子を怒らせてしまうノブヨシ。幸恵と直子が怒りながら買い物へ出掛けると、思わずこんな一人言が。

  ノブヨシ
「あ~あ……『なんてこった』……|ヽ゚)チラッ」

ケイゴ
「……知らないぞ。俺は言わないからな!お前、怒られるぞ!!」

ノブヨシ
「だれに?」

ケイゴ
「あの青いジャージで白髪のじいさんだよ!!あんたしょっちゅう怒られてるだろ!!」

ノブヨシ
「今度はお前が怒られろ
(゚皿゚*)キシシ」


  確かにこの二人、よくそのじいさんにターゲットにされてるもんね……(笑)


  そんななか、安尾夫妻からノブヨシにお願いが。今度安尾夫妻の営むクリーニング屋が、大手企業であるNGK食品の従業員用クリーニングを任せてもらえる契約が持ち上がり、そのNGK食品の社長の接待にこの「カフェ祇園」を使わせてもらいたいというものでした。
  くれぐれも失礼のないようにね!!と釘を刺されますが、直接自分と関係ないのかノブヨシの返事は適当気味。不安が残ります。

  そこにやってきた下半身が妙にたくましいバレリーナ志望の少女・ほたる。

ほたるはここ祇園バレリーナになる夢を叶えるため頑張っているのですが、母みゆきはこれを快く思っておらず「早く結婚させたい」と田舎から祇園へほたるを連れ戻しに来ました。そしてお見合いをさせようというのです。
夢を諦めたくないから、なんとか田舎へ帰らずに済む方法を考えてほしいというほたる。

ケイゴや安尾夫妻がなんとか知恵を絞るなか、「その下半身ならバレリーナよりウエイトリフティングの選手になったらいいのに」とやっぱり余計な本音を声に出してしまうノブヨシ。
 
やがて三人は閃きます。ひとまずこの場だけでも「結婚も視野に入れた彼氏がいる」ということにして、お母さんを安心させれば、そのままお母さんだけが田舎に帰ってもらえるのではないかと。そしてその彼氏役は……ノブヨシがいいのではないかと!!

乗り気ではないものの、この場だけでいいのならと渋々引き受けるノブヨシ。そしてやって来る母みゆき。しかしみゆきはお見合い相手であるもりすけを連れてきていたのです。
 
  会うなりいきなり「さぁお見合いしましょう」とほたるの腕を掴んでどこかへ連れていこうとするもりすけ。しかしこれは予定になかった展開らしく、慌てて間に入って止めるノブヨシ。ここからアドリブによる軌道修正が始まります。

ノブヨシ
「なんで今ここで会ったのにわざわざ連れていくわけ?ここで話せばいいんじゃないの?」

もりすけ
「……お見合いするんですよ!」

ノブヨシ
「どこで?(゚ヽ゚)ジロッ」

もりすけ
「……シャンピニオン

ノブヨシ
「大阪のなんばにあるパン屋!?」

ケイゴ
「あそこめっちゃ狭くて3畳くらいしかないのに!?」

もりすけ
「奥の厨房でやればいいでしょ!!」←だいぶ追い込まれてる(笑)

あとで調べたらNGKのご近所のようでした↓
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そんなグダグダもりすけを追い払うため、ついに「このノブヨシさんは私の彼氏なの!だからお見合いはしないわ!」と言うほたる。どうにか恋人に見えるよう、手を繋いだりするノブヨシとほたる。しかしどうもしっくりこないため怪しむみゆきともりすけ


「じゃあこれなら!!」とほたるはそのたくましい下半身で構えてノブヨシを抱きしめ……なんとキス!!しかしそこにやって来たのは、買い物から帰ってきた幸恵!!

  咄嗟に綾子が幸恵に思い切り腹パン(!!)し気絶させて他所へ移動させ、どうにか誤魔化し、みゆきは娘に恋人が出来た安心感・もりすけは喪失感とアドリブでかいた変な汗いっぱいで帰っていきました。

  幸恵があの腹パンの衝撃で忘れていてくれたら……という淡い期待も虚しく、目が覚めた幸恵は「あんたさっきキスしてたわよね?」としっかり覚えている模様。さすがに安尾夫妻やケイゴのフォローもあり、人助けのため仕方なかったことだと理解してくれたのに、またもノブヨシのあの「悪い癖」が……


「まぁお前ともずいぶんキスしてないし、お前以外の女とキスするなんて久々でちょっとムラッとはしたけど……」


  次の瞬間ノブヨシの頬は幸恵に思い切りぶん殴られてしまいました。それでも「なんでー!?」と呆然とするノブヨシ。幸恵はついにノブヨシに愛想を尽かし、直子を連れて実家へ帰っていってしまいました。

  (続く)