nakumelo’s blog

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きょうと新喜劇9 レポ④

  お正月シーズンということもあり、芸妓・展奴となったノブヨシは毎日毎日宴会だのお座敷だので大忙し。相変わらず好き勝手やりたい放題言いたい放題でしたが、これがかえって好評のようでした。
 
 
  ケンミンショー的なご当地あるあるネタで「京都人はお公家文化だったゆえ嫌みや伝えにくいことを回りくどく角がたたないように言う」という風潮がありますが、それを見事に覆すような「角が立ちまくってでも本音を話してやりたいようにやる」という展奴のやり方。
その愚直なまでの素直さや天真爛漫さは、特に京都でも伝統と格式が重んじられる祇園では、異質ながらも新鮮に見えたのかもしれません。

 
「お花代」と呼ばれるチップで毎日のように稼いでいるノブヨシは「このまま展奴として祇園の芸妓で生きていこう。店は幸恵に譲ろう。そうすればあいつもここへ帰ってくる。あいつのほうがここでの客商売は得意だからな」と思うようになっていました。

 
  お座敷終わりで自宅のカフェで展奴のままぐったりと疲れを取っていると、安尾夫妻に連れられてきたほたるが大急ぎで駆けつけてきます。
  最初こそ「あれ?舞妓さんがなんでここに?」と純粋に展奴を女性で舞妓と思い込んいたほたるですが、正体がノブヨシと分かると仰天。どうも化粧や立ち振舞いなどがだんだん本物の舞妓や芸妓に近づいているようです。

 
「あぁそれどころじゃなかった!!お母さんが今日田舎へ帰るんだけど、最後にもう一回ノブヨシさんにご挨拶したいって、ここへ来るの!!おねがい、もう一回彼氏のフリして!!」

 
  なんとかしてあげたいものの、このおしろいのお化粧もお着物もパパッと取ったり脱ぎ着出来るものではないので、間に合いそうにありません。そこでなにかを思い付いたケイゴによりひとまず店の奥へ連れていかれるノブヨシ。

すると間も無くほたるの母・みゆきがやって来ました。さらにほぼ同時に、すっかり展奴ご贔屓になった里見社長とその秘書高井まで訪れます。


みゆき
「ノブヨシさんはどこ?ご挨拶に参りましたわ(´ヽ`*)」

ケイゴ
「あっ……はっ、はい、えっと……こちらでぇ~す(゚ヽ゚)っ」



  ケイゴに連れられて奥から出てきたのは、かつらを取り、お着物の上から黒い浴衣のようなものを纏ったノブヨシ。さらにそのお化粧の顔には……カッパのお面が!!!
  実はこのカッパのお面は直子から「お父さんに似てるやつ見つけてきた!」とプレゼントされたものなのですが……確かにこうして見ると、よく似てる……(笑)

  そしてこのそっくりなカッパのお面のおかげで、みゆきはなんの違和感もなく「ほたるをよろしくお願いします!」と挨拶。とにかくへドバン状態でブンブン頷くノブヨシ。すると……


「展奴はどこだい?ここにいると安尾さんからお聞きしたのだが……」


今度は里見社長から尋ねられ、連れてきます!とカッパ面のノブヨシの手を引っ張って再び店の奥へ引っ込むケイゴ。まだ挨拶し足りないみゆきは怪訝な顔。
  すると今度はかつらを被ってお面を取った、お着物姿の展奴となって戻ってきます。手を取って大喜びする里見社長。

里見
「実はね展奴……お前のためにホテルを取ったんだ!しかもスイートルームだ!!ぜひおいで!!」

展奴
「(ゲッ、マジかよこのオッサン)
いや、あの、うちはそういう個人的なお付き合いはお断りしてるんだす~
(n゚皿゚)オホホ…」

里見
「そんな……私は本気なんだ!」

みゆき
「あのぅ、ノブヨシさんともう少しお話したいんだけど……」

ケイゴ
「アッ、ハイいま呼んできまーす!
(゚ε゚;)アワワ」

 

  展奴の手を引っ張ってまたお店の奥に引っ込めさすケイゴ。「まだ話の途中だ!」とわめく里見社長。「ノブヨシさんにはまだ伝えておきたいことがあるの!」とこれまたわめくみゆき。なんとか場を治めようとするほたるやケイゴ、安尾夫妻。
 
そんなごちゃついた雰囲気のなかで、混乱してしまったのでしょう。お店から現れたのは、黒い浴衣を羽織り、カツラは外され、顔はお化粧したままというかなり中途半端な状態のノブヨシでした。それでもなお「展奴は芸妓=カツラ」という認識のあった里見社長が迫ってきます。大ピンチ!!

 
さらに最悪すぎるタイミングで幸恵と直子がお店とノブヨシの様子を見に一時帰宅してきました。そこにいるおしろい姿のノブヨシを見た幸恵は絶句。しかしすぐに鬼の形相で早足でこちらへ向かって歩いてきます。大大大ピンチ!!


幸恵
「何してるのよあんた!!」

ノブヨシ
「いや、あの、これは……
(´ヽ`||)」

幸恵
「舞妓さん困らせんじゃないわよこのエロジジィ!!(゚皿゚)」→里見社長をおもしきビンタ!!

高井
「しゃ、社長ーーーッ!!
(`д´||)」

ノブヨシ
「うそぉ……なんでバレないんだ?(゚ヽ゚)」


 
 
  奇跡的に幸恵にもバレずに済んだものの、大混乱の現場。そこに、かなりギラギラした目付きとギョロついた目玉の佐藤がやって来ます。その佐藤の姿を見つけて顔色が変わる高井と里見社長。


  実はこの佐藤は、かつてNGK食品と契約していたクリーニング業者だったのですが、トラブルを起こし、契約を解除されたのでした。
  さらに警察官コンビのナルシスト桜井・チェンバルいがわ、さらにはぐれ刑事おさむちゃんも現場に到着し、佐藤の姿を見て「やっぱりか!!」と確信。元々なにかとトラブルの多いうえ、前々から怪しい動きをしていたため、佐藤の同行を見張っていたのでした。


  「里見……お前のせいで俺はすべてを失った……絶対許さない!!殺してやるッ!!」


怒りに燃える佐藤の手には……なんとピストルが!!慌てて逃げる一同でしたが、うっかり逃げ遅れた幸恵が人質になってしまいました!!


この緊急事態にノブヨシはどう立ち向かうのか!?そして、ノブヨシが選ぶ未来とは!?


 (続く)