nakumelo’s blog

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ライビュでまたも救われた話

6月21日。月組公演「桜嵐記/DreamChaser」の千秋楽。月組トップコンビ「たまさく」をはじめとする9人の退団者の本拠地宝塚大劇場での最終日。

この日、私はピガールのムラ千秋楽同様、TOHOシネマズのライブビューイング観劇。コロナ禍と転職による疲れやストレスを少しでも癒したい……と楽しみにしておりましたが、当日朝は「あぁ、ついに来てしまった……」となんとも切ない気持ちに。会場に行くまでの電車内では珠さまがカバーするほどお好きなOfficial髭男dismの隠れた名曲「黄色い車」の歌詞(
web: https://sp.uta-net.com/song/217966/
)が妙に彼女と重なって聞こえて、リピートで聞いては涙ぐむを繰り返すなんともヤバイ乗客に。

お昼を食べ、緊張と切なさを抱えて指定席に着き、13時からなんだかんだで18時まで映画館内で千秋楽とサヨナラショー、退団者ご挨拶などを観賞。




率直に申し上げますと








楽しかった!!本当に、本当に、楽しかった!!






サヨナラショーってもっと切なくて寂しくて涙でぐっちゃぐちゃになるのかなって思ってて覚悟はしてたんですが、どちらかといえば涙はところどころでホロリと流れ、基本的にはたくさんの笑顔に包まれている、とてもあたたかい千秋楽とサヨナラショーでした。


楠木正行が、いつかは散るとわかっていても、自分の信じた道を最後まで信じ、愛する想いを貫いた姿。

芝居やショーでそれぞれの特技や個性を活かし、最後までキラキラと輝いている退団者の方々が口にした「自分は不器用だからなかなか役が付かなかったり小劇場に出れなかったりした」「苦しいこと・悲しいこと・悔しいこともたくさんあった」というご挨拶の言葉。


もちろん見所も感動したところもたくさんたくさんあるのですが、今現在新しい環境で四苦八苦している自分には、これらがいちばん心の奥まで染み入りました。

焦っちゃいけない、無理はしてはいけない。わかってはいても出来ない自分が嫌で嫌で。自分で選んだ道なのに「これでよかったのかな」って迷いまくりで……あらゆるサイトやら自己啓発本やら読みまくって、それでもなかなか納得できなかったのに。
月組さんが、その芝居で、歌声で、躍りで、笑顔で、「きっと大丈夫だよ」と示してくれたような、ぎゅっと手を握ってくれたような、そんな安心感があったんです。


今はまだあがくことしか出来ないけれど、あの舞台の上の月組の方々のように、キラキラと輝く司書さんになれるかな。そんな私を見て、図書館って、司書さんっていいなとか、本を読むのが楽しいなって思ってくれる人がいつか現れるかな……なんて少し希望が生まれました。

やっぱり宝塚って、月組っていいな。あったかくてやわらかい……それこそ月の光のように、程よい距離感と明かりで闇夜をそっと照らしてくれるような光をくれる。私にとって本当に本当に大切な存在なんだなと実感しました。ライビュ行ってよかった!!

7月から始まる東京公演は、ありがたいことに一度だけではありますが生で観劇できることになりました。しっかりと目と心に焼き付けて、また希望をいただけたらな、それまでまたお仕事頑張らなきゃなと改めて思います。