nakumelo’s blog

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エンタメ新喜劇第三弾レポ

人気絶頂の変幻自在エンターテイナー座員・アキさん主催の大人気イベント「エンタメ新喜劇」第三弾へ行って参りました!人気ゆえにチケットの入手も難しくなってきており、今回はギリギリで2階の端っこの席が取れました。「見えづらかったらどうしよう」と念のため双眼鏡を持ってきましたが、全体を見渡せてそれほど遠くなく双眼鏡なしでも充分楽しめる距離感でした。

  幕が開くと、銀色の髪で和服に身を包んだ侍アキさんをセンターに、ダンサーさんたちが正座でお辞儀をしている格好でスタンバイ。神秘的な音楽が流れ、日本舞踊風のダンスを披露。
そこへ突然聞こえてくる悲鳴。時は江戸時代で、無情な役人たちにより罪のないはずの庶民たちが次々と理不尽な理由で処刑されていっていました。家族を役人に斬り殺され嘆き悲しむ人々を目の当たりにした侍アキさんは怒り狂い、憎き役人たちを自分が成敗してやろうと立ち上がります。
  得意の剣術で次々と役人たちを斬り倒していく侍アキさん。そのうちの一人は「絶対に……死ぬものか……!!俺は死ぬわけにはいかないんだ……!!」と最後まであがき立ち向かいますが、とどめを刺さればったりとその場へ倒れこみます。そこへ駆け寄ってくる小さな男の子と女の子。この二人はその役人の子供でした。瀕死で息も絶え絶えの父を前に大泣きする子供たち。

「おとうちゃん!!死んだらいやや!!いややぁぁぁーー!!」

  悲痛なその子供たちの声と涙に、手を震わせ刀を落とす侍アキさん。自分もまた、役人たちのように、誰かの大切な家族を奪ってしまったのでした。そして、天を見上げ、叫ぶのでした。


「償いは……次の世で!!」


 
 
  時は巡りめぐって現代。関西のどこかにある小さな離島。 ここではアキさんはお医者さんとして、元バスガイド(ほんとにそういう経歴だそうです)の看護師絵美ちゃんと共に活躍していました。車に着いてる「タイヤ」が好きで タイヤ“のみ”が描かれているポスターを所持しており、やたらタイヤの魅力について熱弁を振るう少し…いやだいぶ変わった趣向の持ち主ですが、優しく穏やかな性格と確かな技術の持ち主で、民宿「しおかぜ」のオーナーのあき恵ママやその息子のしみけんさん、漁師の太田さん、スキューバダイビングのインストラクターの高井さん、謎の中国人の陳さん(森田さん)、小3女子とは思えない貫禄の藍ちゃんをはじめとする子供たちなど、島民から絶大な信頼を得ていました。
  なお、タイヤの魅力については「なんでみんなタイヤに興味持ってないんだ!!絶対一度はお世話になってるはずだろ!!車とかタクシーとかバスとか!!これなきゃ走んないんだよ!!僕は小4のときからずっと好きなんだ!!そんでこーやって夢中で話してくうちに友達が減っていく!!」と語っていました(笑)
 
そして「しおかぜ」ではこの度新しいアルバイトを採用したのですが、「初日から遅刻している」という私も含めお客さん全員期待通りの人材。そして現れたのはやっぱりアイツ!!!ハチャメチャじぃさん茂造です!!!登場したときの歓声はやはりものすごく、お約束通り思いきり蹴り飛ばした鞄は宙を高く舞って「しおかぜ」の中へと落下!!絶好調!!「履歴書の写真はもっと若かったのになんでこんなじぃさん来ちゃったの!?」と困惑するしみけんさんに、「ワシの若いときの写真使ったんや」と平然と詐称をバラす茂造。ともかく従業員として働くことになりました。
  
   さて、この島にはたまに珍客も訪れるようで、藍ちゃんが海辺で倒れている人を見つけてきたとのこと。軽快なテーマソングと共にやって来たその方は、なんとなんと「アホの坂田」でお馴染みの坂田利夫師匠!!まさかのサプライズゲストの登場に客席のどよめきがすごかったです。「いっぺん絡んだことあるけど、この人は台本なんか読まずにマジで自分の思うがままにしかやらない」としみけんさんが恐れていたように、会話のキャッチボールで予想外の変化球をぶん投げてくるかなりの奇人ぶり。そんなトリッキーなアホの坂田師匠ですが、客席から興奮したちびっこの「さかたー!さかたー!あほあほー!」という声が聞こえると「そーやで!おっちゃんアホやでー!でもこのアホでマンション買うたんや!すごいやろ!」と即座に笑顔で対応していたあたり、やはりベテラン名コメディアンだなぁと実感しました。結局アキさん医師の「アホは治療のしようがない」という結論により、アホアホマンはたくさんの拍手に見送られて帰っていきました。


  そんな和気あいあいと明るくのんびりした島の生活を送るアキ先生ですが、島民たちの噂によれば「東京の大病院に勤める優秀な医師だったが、自分の息子の手術に失敗したトラウマから、メスを握るのを諦めてこの島へ逃げてきてしまった」とのこと。
ある日、陳さんの目の前で全身真っ白な男の子がドスドスと走り回っていました。霊感のある陳さん以外には見えないその幽霊のヒロユキ(しみひろくん)は「僕はおとうさんが手術が出来るようにならなきゃ成仏できないんだ…でもおとうさんに、僕は見えないし声も届かなくて……」と寂しそうな様子。

  そんななか、いかにもガラの悪いチンピラ三人組の太一郎兄貴とその弟分のゆたかさん真也さんがやって来ます。この三人、アキ先生が「特注の人体模型・モリスケ(もりすけさんが演じているので時々ピクッと動く)」を買うため借りたお金を取り立てに来ていたのです。本来の金額はとっくに返済していたのに、巧妙な手口により900万円台の利子がついていたのでした。
「ちゃんとこっちにはあんたのサインが書いてある借用書もあるんだぞ!」とゆたかさんは真也さんに借用書をポーチから出すように指示しますが、なかなか見つからない様子。その間にヒロユキがあらゆる物を次々と手渡し、それに対してゆたかさんがいちいちモノボケをかますというやりとりがしばらく続きます。さらにそこに茂造も加わり、自分の愛用の杖を渡してモノボケを強要!ゆたかさんはパレードの先頭の人、巻き添えを喰らった太一郎兄貴は杖にまたがって「空も飛べるはず!」と見事にかましていました(笑) 自分にも振られるんじゃないかとビクビクしている真也さんの顔色の悪さは二階席からも伝わるほど…… 
そんな真也さんですが、お得意のギターネタでは「借金を今すぐ払わないとどうなるか」の歌でどんな仕打ちを受けても最後は「幸せになる♪」のオチになるギャグを披露し、会場を沸かせていました。

  三日間の猶予が与えられましたが、そんな短期間ではとても揃えられそうになく、島民たちもなんとか力になりたいけれどもそんな大金は協力しようがないため、みんなは困ってしまいました。ヒロユキも心配そうに見守っていました。
  結局解決策のないまま約束の3日後に。そこへしおかぜに入る、アキ先生宛の電話。それはかつて勤務していた東京の大病院からで、今すぐにでも手術が必要な患者さんがおり、アキ先生ならその難しい手術も施せるだろうということ、さらにその報酬は一千万円という多額だということが伝えられます。アキ先生は“手術”という言葉にためらいますが、「先生じゃなきゃ救えないんだよ!待っている人がいるんだよ!!」「そのお金があれば借金だって返せる!!」と背中を押され、引き受けることを決意。まずは本土へ上陸するため一日一便のみのフェリーへ向かおうとします。

そのとき、血相を変えた太一郎兄貴が走ってやってきて、「頼む!!ユタカを救ってくれ!!」と懇願します。敵対する組織の者に襲撃され、腹部を押さえてぐったりと青ざめるゆたかさん。彼を支えている真也さんも心配そう。
  「東京の大病院なら僕以外でも優秀な医者はたくさんいる。でも……この島に医者は僕しかいない!!」と東京には向かわず、目の前の、自分にとっては厄介者であるヤクザのゆたかさんの手術をしようと決めるアキ先生。椅子を並べて手術台を作り、太田さんが釣ってきたハリセンボンの針を麻酔代わりに、高井さんがスキューバダイビングで使う酸素ボンベを呼吸器に、真也さんのギターの弦を最後の仕上げの縫い糸に使うことに。まるで「Dr.DMAT」のような即興のオペ環境を作り上げ、いよいよ手術開始!

  しかしメスを握ろうとした瞬間、アキ先生の無意識のなかにあった前世の――冒頭のあの江戸時代での記憶が甦り、あのときのあの子供たちの「死んだらいやや!!おとうちゃん!!」という悲痛な声が頭の中に響きます。その声に体を震わせ、手の動きが止まってしまうアキ先生……


  「だめだ……ここで諦めては……僕は医者なんだ!!命を救うんだ!!」

  気合いを入れるため、足踏みと手拍子でリズムをとるアキ先生。そのリズムはやがて一定のものになっていき、そこに絵美ちゃんがソウルフルに歌い上げると……あの「We will lock you」の音楽が!!調子が出てきて白衣を脱いで踊り出すアキ先生。さらに応援するため島民たちもそれぞれのスタイルでダンスに参加します。この中のひとりに今回もパワフルでアクロバティックなダンスを見せてくださった島民役の方がおられるのですが、後にあの「ワークマン」のCMで作業着を着てキレッキレに踊っているダンサーさんだと判明!!今回もアキさんがチョイスする人脈の広さに脱帽でした。
さらにさらに茂造をはじめとする新喜劇座員チームはみんなでEXILEのチューチュートレインのような動きをしたり、リゾート客役のまりこちゃんが十八番のゴリラの真似、景子ちゃんが大会優勝経験もあるバレエ、藍ちゃんが四股を踏んだりとこちらも負けてはいません! 
  見事にダンスは盛り上がり、客席からは歓声と拍手の嵐!指笛を鳴らす音も聞こえてきました。

  その後、手術は無事に成功し、ゆたかさんは一命をとりとめました。そして太一郎兄貴は「治療費の替わりだ」と、目の前で借用書をビリビリに破いて去っていきました。

  実は冒頭の江戸時代でのシーンは、何人かは本編と同じキャストがそれぞれの「前世」を演じており、太一郎兄貴の前世はアキ先生に仕留められたあの子持ちの役人だったのです。「償いは次の世で」という誓い通り、彼と彼の守るべき存在をすべてを受け入れてそれが消えぬように己と闘ったことで、償いを果たしたのかな、それこそ「いーよぉー」とお互いに言い合えるようになったのかなと思いました。

  「手術がまた出来るようになって、これでやっとヒロユキくんも成仏できるアルね!ずっとおとうさんを見守ってたアルよ!」と嬉しそうに話す陳さん。しかしここでアキ先生から衝撃の事実が……

「僕の息子はヒロユキって名前じゃないし……そもそも手術失敗したっていっても盲腸のやつなんで、元気で妻と本土にいますけど?」

………じゃあヒロユキって誰の息子の幽霊なんだよ!!とちょっとミステリアスな謎を残して、本編は終了。


  カーテンコールでは、アキさんが今回出演してくれた坂田師匠やダンサーさんや子役ちゃん、さらにいつもお世話になってる茂しゃんへのお礼の言葉が延べられました。そして茂しゃんからアキさんへメッセージが。

  「彼は本当に真面目ですよね。ここまで多才なのになかなか芽が出ず、たくさんたくさん悩んできました。“やめたい”って何回も相談受けました。それでも頑張ってここまでやってきてくれました」
  その言葉に、うつむき加減になるアキさん。そしてそれを見て「おいお前なに泣いてんねん」とつっこむ茂しゃん。前回の公演同様、石田さんや茂しゃんのように認めてくれる人がいて、こうして主催のイベントが出来ることは、私たちが想像しているよりずっとずっとご本人にはプレッシャーであり光栄なこと、もしかしたら叶わないと一度は諦めた夢だったのかもしれません。どうかやっと叶ったこの夢は消えないようにいちファンではありますが支えていきたいなと改めて思いました。

  そしてその夢の続きである第4弾公演が12月に2daysで行われることが決定しており、公演後にはロビーで先行発売&特典として写真撮影が行われました。今回も長蛇の列が出来ており、前回は友人に着いていくだけだった私も、今回は「とりあえず今買っておけばあとからシフトはいくらでも調整できる!」と強気に開き直り、自ら並んでみることにしました。
  アキさんは公演直後で、しかも私はかなり最後尾に近い順番でしたが、疲れも見せず、笑顔で目を合わせて「ありがとうございました」と声をかけてくださり、「いーよぉー」ポーズで撮影に応じていただきました。さらにそのあとには森田さん・高井さん・もじゃさん・もりすけさんも待っていてくださり、こちらもやはり疲れを見せず、なかには次の日のチーム内場祇園公演のお稽古を控えておられる方もいたのに、丁寧に笑顔で対応してくださいました。うれしくて4人全員と握手して、そのままスタッフさんに預けたスマホを忘れて帰ろうとして高井さんたちに「ちょっと!カメラ!カメラ!」と呼び止められて一瞬その場をざわつかせるというハプニングを起こしてしまいました……あのときは本当に本当にすみませんでした(  ;∀;)

  その直後にこのブログの第一回エンタメ新喜劇レポの閲覧数が急上昇し、それだけアキさんが注目されているんだな、そしてこんな私の拙い文章のレポでも待っていてくださる方はいるのかなと思えました。それなのに、多忙を言い訳になかなか更新できず申し訳ありませんでした。必ず仕上げて更新するということはモットーとしておりますので、どうかこれからも読んでいただけたらなぁと思っております。