東京グランド花月と吉本坂46イベントをハシゴした話

  年末も押し迫った12月26日、私は銀座ブロッサムで開催された「東京グランド花月」を観劇していました。

  ここでの新喜劇では「茂造のクリスマス」という１日日付間違えたんじゃないの？と首をかしげたくなるようなタイトル。しかしそこは我らが茂造、赤と緑のクリスマスカラーになった髪とジャージで、トナカイ型の自転車で壁をぶっ壊して登場。つかみはバッチリ。

途中で「なんてこった…」と大島さんが言いかけたとき後ろの方でちびっこが「ぱんなこったー！！」と絶叫するハプニング発生。ざわつく会場。うつむいたまま笑いをこらえる大島さん。そして茂造が一言。

「今のあの坊やが言ったやつ、最後にみんなで言うから覚えておいてね！」

  切り替え方はさすが。ハプニングすら演出に変えてしまいます。もちろん最後の観客全員での「パンナコッター！！」は綺麗に揃いました。

  また、もりすけさんがMVPばりに大活躍で、相変わらず茂造からは「もっとおもろいもんを頭に被ってこい」と無茶振りされるのですが、どんどんそのカツラのクオリティーが高くなっていってます。この日一番歓声があがったのは、「釣竿をカスタマイズして遠くに飛ばすことも出来るカツラ」でした。こういうの全部本人考案で作ってるらしい。すげぇ(ﾟヽﾟ)

最後の最後幕が閉まっても舞台に一人残ることになったもりすけさんには観客からたくさんの拍手が起こり、もりすけさんが恥ずかしそうに、でも嬉しそうに笑っていたのが印象的でした。彼の音頭による一本締めで終われて気持ちよかったです。

  さて友人と東銀座駅で別れて私が向かったのは……池袋！！まだまだ帰りません！！

実はこの日は吉本坂46の記念すべきデビュー日で、アイドルイベントのメッカである池袋サンシャインシティの噴水広場で観覧無料のお披露目イベントか開かれていました。

東グラが終わったのがなんだかんだで17時頃、そしてイベント開始が18時なので結構ギリギリにはなるけど間に合うはず！！と踏んでいました。二階辺りで見れたらいいなーぐらいに考えていました。

  しかし到着してすぐ、私は自分の考えが甘かったことを悟ります。なんと噴水広場の周りの吹き抜けのフロアはほぼ全部埋め尽くされており、チビの私は全く見えない状態に！！11月にここに母と来たときのよく知らないアイドルのイベントだってここまでじゃなかったのに……

そこで流れてきたのPOP MONSTERによる「やっとここまで」。時計は17時45分。早くね？と思ったら公開リハーサルとのこと。でもこの時点で会場は大盛り上がり。三人がハケるときには「まつりちゃーん！！」「たかすぃぃーー！！」「マサルコちゃーん！！」と名前を呼ぶ歓声まで沸き上がっていました。

 
あれ？吉本坂って世間から嫌われてなかったっけ？結成発表したときからなにかあるたびに「坂道ブランドを汚すな！」って叩かれてなかったっけ？汚染物質とまで呼ばれてたよ？

でも今私の目の前に起きているのは……間違いなく彼らを見たくて、声を聞きたくて、来ている人たち。たまたま通りがかったとしても、彼らに興味を持っている人たち。

  アンチだらけだった吉本坂に、少しずつですが確実に、自分と同じような「ファン」が生まれていたのを、実感しました。

  特に歓声がすごかったのは、YouTubeでのMV再生回数があっという間に100万回を越えた話題の本気ダンス選抜ユニット「RED」のとき。地鳴りか！？と思うほどでした。なんとか人の隙間から見えたセンターの「なっつ～」こと藤井菜央ちゃんが見えたとき、密着番組で彼女の頑張りや志を見てきたので、夢を叶えるためにひとり上京してきた彼女の愛と勇気がこうして形になってよかったなぁ……と親御さんのような気持ちでうっすら涙ぐみながら見ていました。端から見たらヤバいやつだっただろうな。

ケンさんももちろん選抜メンバーとして「泣かせてくれよ」を披露。曲が終わると後方にいる観客にまで手を振るファンサービスっぷり。一時間ほど前に銀座ではアキさんが大歓声を浴びて新喜劇に出ていたのも見ているので、水玉れっぷう隊が場所は違えどこうして活躍して輝いている姿を見られてとても嬉しかったし安心しました。

  こんなにアレコレ書いている私ですが、実はＣＤは買っておらず、すべて着うたフルのダウンロードで済ませています。なのでそのイベントのあとに行われたハイタッチ回はそっとその場を離れて夕飯を食べに別フロアへ向かいました。

これに関してはほんとギリギリまで悩んだのですが、エイターから新喜劇ファンになった約5年の間、すっかりＣＤより着うた派になっていました。
  特典につく握手会などのイベントも心惹かれはするのですが、それに合わせてＣＤを複数や大量に買うのはちょっと……もう……と思い、今の自分のライフスタイルに合った着うたダウンロードで楽曲を一括購入しました。
 
「〇〇しないとファンじゃない」というのはもう今の私は思いません。自分のできるやり方で無理なくお金と時間を使えばいいし、応援の仕方は人それぞれです。
着うたフルだって正規のサイトで買えば間違いなく売り上げにはなります。ちゃんと貢献しています。たいじょうぶ。ただし違法ダウンロードよテメーはダメだ！！

  これが2018年最後の現場になりました。これを書いている明日は2019年最初の現場「きょうと新喜劇」へ行って参ります！またレポるの遅くなるだろうけどお付き合いくださいませ。