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nakumelo’s blog

関ジャニ∞のこと・新喜劇のこと・その他諸々、長い文章で語りたいときはこちらを利用しています。 Twitterアカウント→@EtoileMelimelo

舶来寄席新喜劇東京公演レポ

  新喜劇と世界中の名パフォーマーによる手品や演芸が見れる「舶来寄席」。今年はなんとアキさん・茂しゃんのチームが、東京でも公演を開催!!ジャニーズの舞台でも多数使われているグローブ座での初日公演に行って参りました。

  ジャニヲタ歴10年以上ながら、グローブ座へ行くのは初めてだった私。まず到着して目に入ったのは、6月後半から行われる丸ちゃん主演の「マクベス」の大きな看板。その麗しさにジャニヲタ兼任の者としては「あぁなんて凛々しいのかしら…」とうっとり眺めていました。
  グローブ座がジャニーズが権利を持っていることは知っていました。そしてジャニーズのタレントでも集客力のあると見込まれた人材しかあそこを使うことが出来ません。だからあそこでアキさんがリーダーとなって新喜劇を行うと聞いたとき、ものすごい革命的なことが起きた!!と大騒ぎしていました。吉本のタレントさんがここで公演をするなんて!!
 

  しかし今回は開演前にふたつ、不安な要素がありました。
  ひとつは、NGKのときとキャストの入れ替えがあり、関西のオリジナル座員さんは茂しゃん・アキさんの他は森田さんと伊賀さんだけであるということ。
  もうひとつは、私と友人が座った席は右端だったのですが、機材が置いてあるため、下手にお土産屋さん・中央にラーメン屋台がスタンバイされているのはわかったのですが、上手側の一部分が見えなかったのです。始まる前に席を立って中央の辺りへ行ってみると、上手側にはアイスクリーム屋さんがあるようでした。「アイスクリーム屋さんでなにかお話が展開してもわからないよね……」と困惑していると、後ろから「えーーここなら二階席のほうがよかったかもー」なんていう声が聞こえてきてしまい、ますますしょんぼりしてしまいました。
それでも「あの方たちならだいじょうぶ。やってくれる。」と一筋の希望がありました。これまでたくさん笑顔と希望をくれた新喜劇。きっと今日もそれは変わらないと、信じられる気持ちも無くしてはいませんでした。

  
本編が始まる5分ほど前、伊賀さんとインポッシブル・蛭川さんが前説で出てきました。そのとたんに会場は歓声と拍手に包まれました。特に伊賀さんは関東でも知名度抜群らしく「しんかんせーーん!!」という掛け声があちこちから聞こえるほど(笑)  これだけで随分安心しました。

  前説のあと、舞台が暗転し、  いつもの「ホンワカパッパ♪」をヒップホップ風にアレンジした曲が流れ、舞台中央には森田さんが登場。森田さんもまた、「青春時代」やNGKの公演でも活躍が目立ってきているためか、登場したとたんに歓声に包まれました。

  森田さんは公園でラーメン屋台を営んでいるのですが、閑古鳥が鳴いていました。その公園へ着物をアレンジしたようなかっこよくて華やかな服を着た集団(西島巧輔さんとRYTHEM COLLECTIONの皆さん)がやってきました。彼らは大学の映画研究会のメンバーとのこと。そこに「たすけてーー!!」と叫んで走ってくる蛭川さん。どうやら誰かに追われているようです。そして現れたのがアキさん演じるアキコさん!!片手に茶色の物体を持ち、それを押し付けようとみんなを追いかけまわし、しばらくの間舞台中を駆け回っていました。ちなみに、その茶色の物体はアキコさんお気にいりのスパッツだと後に判明(笑)

  アキコさんはこの近所の老人ホームで働いており、お年寄りをお散歩へ連れてきたとのこと。そのお年寄りたち、ケンじぃ(アキさんの相方・ケンさん)やいそじぃ(ISSOPさん)をはじめ、ヨボヨボで背中の曲がったおじいちゃんばかり。しかもいそじぃに至っては点滴している始末。そんないそじぃの孫のトシ(こまつさん)やヘルパーのゆりちゃんもいっしょです。
  「あら?茂じぃは?茂じぃまたひとりでどっか行っちゃったのかしら!?」とアキコさんが言い、森田さんが意味ありげに舞台中央にかばんをセットすると……いつもなら上手から登場が多いのに、なんと今回は下手から茂造登場!!!お約束でかばんを蹴っ飛ばしたら、なんと上手にある機材の上に乗っかってしまうハプニングがwww NGK祇園なら壁をスルッと飛び越えるんですけどね(笑)

  森田さんも交えてみんなで遊ぶことになったのですが、おじいちゃんたちはとにかくマイペース。ジェスチャーゲームをやろうとすると、森田さんがするジェスチャーすべてが「腰痛持ち」だの「心筋梗塞」だの病気関連のものに見えてしまったり、爆笑すると座ってる椅子ごとぶっ倒れてしまったり、挙げ句いそじぃはその拍子に大事な点滴が外れてしまったりもうメッチャクチャ!でもこの点滴、不思議なもので直接刺さなくてもチューブを握っているだけでも、なんならそのチューブを握っている人と手を握っているだけでも効果があるようです。アキコさん曰く「点滴は気持ちだから!!」(笑)
そんなおじいちゃんたちを、比較的まだ背筋もピンとしていて若いほうの茂造は「クソジジィどもめ!」と罵倒しますが、すぐにアキコさんに「そんなこと言わないの!茂じぃだってじゅーぶんクソジジィなんだから!」とたしなめられます。さらっとひどいな (゚ヽ゚)  そんな茂造はジェスチャーゲームの回答でさらっと「ファンキー〇藤」と渦中の人物の名前を出す始末。絶好調ですwww 

   そんななか、森田さんの借金を取り立てにヤクザがやってきます。ヤクザには兄貴分(山本吉貴さん)のほかにふたりの弟分がいるのですが、それがあの「本能寺の変」でおなじみのエグスプロージョン!!会場からは女性のキャーー!ていう歓声が聞こえました。
  そんなヤクザたちを撃退しようとアキコさんが一歩前へ出ると、音楽がかかり、「かかってこい!」とアキコさんが拳を振り上げると、それにビビったのかエグスプロージョンが「すいませーん!」と頭を下げるとおなじみのあの「いーよぉ~」のフレーズが!そしてそのまま「すいませーん!」「いーよぉ~」がリズミカルにリミックスされたカッコいいダンスコラボへ!YouTubeで予告配信されていたのは予習で見ておきましたが、やはり生は迫力が違います。そしてそれを躍り終わるとどうにか追い返すことが出来ました。

  しかしまだまだトラブルは続きます。今度はがっくりと落ち込んだケンジ(伊賀さん)がやってきます。このケンジ、実はケンじぃの息子。ですが親子の間には確執があるようで、ぎくしゃくした雰囲気が漂います。
ケンジはイベント会社に勤めており、この公園で開催されるヒーローショーの企画を任されていたのですが、取引先に騙され、肝心のヒーローたちが出れないことに!!現場に来ていた上司(赤松新さん)と社長(遠藤かおるさん)はカンカン。ケンジをクビにしようとしますが、そこへケンじぃが割って入り「息子の不祥事は私がなんとかするから許してください!」と庇います。かつてシングルファーザーで多忙のため幼いケンジにかまってやれず仲違いしてしまった償いを、ケンじぃなりにしたいと考えていたのでした。
そんなケンじぃの想いを汲んで、アキコさんや茂造をはじめとするおじいちゃんたち、トシやゆりちゃんも力を貸すことに。

  だいじょうぶかなぁ……と森田さんやケンジが不安げに見守るなか、いよいよアキコさんとおじいちゃんたちによるヒーローショーが始まりました。楽しくお掃除するアキコさんの前に、たくさんの荷物を抱えた茂造が。茂造の荷物を持つのをお手伝いして優しいアキコさん……と思いきや、なんと鞄から茂造の財布を盗み出す悪党!それに気づいた茂造は成敗しようと仲間のおじいちゃんたちと色違いのスカーフを巻き、ヒーロー戦隊となって立ち向かいます。アキさん十八番の本格的な殺陣はやっぱりかっこいい!! 
おじいちゃん戦隊がアキコさんをやっつけると今度はトシとゆりちゃんによるライブショー。トシ役のこまつさんはエンタメ新喜劇のときのように片手でピアノ・もう片手でトランペットという超絶演奏テクを披露し、さらにそこに今回はゆりちゃんのパワフルな歌声が加わりました。後で調べてみたら、ゆりちゃんはあの「ハモネプ」出演経験もあったようです (゚ε゚)ワォ!
  最後はいそじぃがリーダーとなり、ヒーロー体操なるダンスを披露。先程まで背中が曲がってたり点滴を点けていたとは思えないほどハツラツとそしてダイナミックでアクロバティックなダンスが次々飛び出します。途中から冒頭に登場したRHYTHM COLLECTIONの皆さんも合流し、大きな扇子や長い棒、ヌンチャク等も用いた武術も交えたアクションを披露。さらにさらに最後の方では茂造もサイドステップでダンスに参加(笑)。最後には皆でキメポーズ!!次の瞬間、会場からは大きな大きな拍手と歓声が!!それもかなり長い時間、1分以上続きました!!それほどまでに観客とステージが一体となった熱気溢れるパフォーマンスでした。
  お話の方は、ショーはもちろん大成功し、ケンジとケンじぃ親子の間にもわだかまりが解け、めでたしめでたしというところで終了。

  もしかしたら東京の、しかも他社の事務所管轄の劇場で、私がぼんやり感じていたよりずっとずっと、リーダーのアキさんには見えないプレッシャーがあったんじゃないかな、とも思います。でも、これまでアキさんが水玉れっぷう隊として、そして、新喜劇座員としてやってきたことは、場所が変わっても通用する大きな武器であり、常に挑戦と精進を続けるアキさんに力を貸してくれる茂しゃんやISSOPさん、ダンサーやパフォーマーの方との絆も再確認出来ました。そこから生まれる熱気が、観客を見事に魅了していくんだな、と思えました。アキさんがこの吉本が力を入れている舶来寄席新喜劇のリーダーに抜擢され、さらに東京公演も任された理由はこういうところにあるんだと思います。

  前回の記事に書きましたように、この日の帰りに残念ながらとても不快な想いをしましたが、こんな風に素敵でキラキラしたステージを見せてくれて、その瞬間のために一分一秒を大切にして精進してくださる方がいるとこの身をもって知っているから、その方々の作る空間へ行くためには一度の不快な想いには負けないぞ!とすぐに思い直すことが出来ました。新喜劇のステージを見るたびに、私はやっぱりものすごい勇気とか希望をもらえているんです。
 
  またこうやって東京で新喜劇が来てくれるように!そして私のように大きなパワーをもらえる人がひとりでも多く生まれるように、影ながら支えていきたいなと思いました!