nakumelo’s blog

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すばるくんのこと

   ジャンル移籍した者とはいえ、今回のこの発表には率直に驚き、そして寂しさと切なさが込み上げてきました。
  私がエイターから新喜劇という新しい趣味の道へ心置きなく移籍できたのは、彼らはきっと変わらないでずっとあのメンバーでよぼよぼのおじいちゃんになってもバカやってくれるよと過信していたから。
  たまに帰れば「おぅおかえり!たこ焼きでも食うか?」と気さくに声をかけてくれるふるさとのような存在でいてくれたから。
  すっかり茶の間ファンになってしまったけれど、たまに見かければ相変わらず楽しそうに歌ったり踊ったり喋ったりしていて、全然雰囲気が変わらずあのまんまだったから。


  自分がそうだったように、人は変わっていく。ましてや一般の人では見られないような景色を幾つも見てきた彼なら、なおさら。そこから感じて、考えることも。そして見つける夢だって。


   もう「ONE」のあの歌詞にあるような、暗闇で一人怯えてすべてを遮断して息を潜めて生きているすばるくんはいないのです。ちゃんとまっすぐ前を向いて、自分の気持ちをしっかり声と言葉にして、自分の足で一歩ずつ進み、自分の手で夢を掴んでいく。
 
  そして……10代の頃から、嬉しいことも悲しいことも一緒に分かち合ってきた仲間たち。彼らもギリギリまで引き留めたと話していました。でもすばるくんの意思は固く、それならばと送り出し、見守り、そして新たな気持ちで頑張っていくとも、話してくれました。

  会見でいちばん見ていてしんどかったのは横山さんでした。すばるくんの挨拶を聞いているときから涙をどうにか堪えようと必死なのが伝わってきて、その後「今日という日が来ないでほしいと心から思った」というそのシンプルな一言は胸に重く響きました。愛する子供をやむを得ず手放さなくてはならなくなった親、涙を流しながらコメントする彼からはそんなイメージがありました。

  忠義(自担だったので呼びすてなのです)はまだ納得できないという雰囲気が表れていましたが、そのぶんファンの多くも抱いたような疑問__例えば「国内で、そして関ジャニ∞のままその夢は追えないのか」「それはこれまでの仲間やファンと別れてでも叶えない夢なのか」などをガンガンぶつけてくれて、「すばるくんは自分勝手な決断をした。けれど、そんな彼をなおも嫌いになれない自分がいた」というのも、かなりファンと近い想いを抱いてくれて、すごくありがたかったです。


  エイトみんなが、「オブラートに包む」なんてことをせず、不器用なほどに率直な想いを決して凝ってはいない言葉で、けれどはっきりとそれぞれで伝えてくれたのが、私は本当に嬉しかったし、だからこそ寂しかった。ほんとにほんとに関ジャニ∞は7人から6人になるんだ。すばるくんは関ジャニ∞からもジャニーズからも日本からもいなくなっちゃうんだって。

  ジャンル移籍した私でこの喪失感なのです。現役エイターさんはなおのこと心が苦しくて涙が止まらなくて納得できなくてどうしたらいいか分からない方も、ほんとにほんとにたくさんおられると思います。
とにかく焦らず、自分の気持ちにしっかり向き合って、本気で泣いて怒っていいと思います。なにか別の趣味に打ち込むのもいいと思います。納得するためにかかる時間も前を向く速度も悲しみを和らげる方法も人それぞれ。
でもみんなエイトとすばるくんが、すばるくんと共に歩いてきたエイトが、大好きなのは変わらないんです。それでいいんです。

  
   個人的には最近グッズ整理を始めており、いくつか手放してしまったものもあるのですが、エイトレンジャーのお人形とか、七色のマジカルバンドとか、FC会員証とか、すばるくんデザインのエイターバッジとか、そういうのは手元においておくことに決めました。
理由はふたつ。ひとつはすばるくんがいた証を残すこと。そしてもうひとつはミュージカル「アニー」の主人公アニーが、両親にまた会えることを夢見て片割れのロケットのペンダントをずっと持ち続けたように、いつかまたすばるくんと会えるためのお守りにしようと思います。

  すばるくんが、海も空も越えた場所で、その歌声を響かせてくれること。何かの形でまた会えることを信じています。