nakumelo’s blog

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月組千秋楽ライビュで精神的に安定した話

すいません、もう少しだけ月組千秋楽ライビュのとき、私が色々感じたことのお話をさせていただきます。


以前このブログにある「観劇に行けなすぎて苦しくなってきた話
web: http://nakumelo.hatenablog.com/entry/2020/08/30/200015
」にもありますが、今年に入り嫌でも内に引きこもって自分自身と見つめ合う機会が多くなったせいか、特に9~10月中、マジで「婚カツしないとダメか?」と思っていました。

私的な話にはなりますが、私には実家を離れて暮らしている歳の近い弟がいて、彼は昨年結婚をし、さらに今年そのお嫁さんがご懐妊をしまして。
からしっかりした子だったけれどここまできちっとした社会人→夫→父親のステップを踏んでいる弟を見ると、姉の私は独身のまま地元で実家暮らしをしているのはどうなんだ?と思えてきまして。去年はそこまでじゃなかったのに今年はなんだかそれを強く意識するようになっていました。

幸いにも両親はあまり口うるさくこの手の話題を言わないタイプで、これまでも私のオタク活動にも口出しせずむしろ遠征のときとかは家事や最寄り駅まで送り迎えなどの協力を快くしてくれるし。大変ありがたいのです。でも近頃の私は「言わないだけで本当はさっさと結婚してほしいのかもしれない」と思い込んでしまっていました。本人たちに確認したわけでもないのに。なんだか自分が親不孝者のような気すらしてきていました。

あとは長年独身を貫いてきた某有名お笑い芸人さんの結婚発表も考えさせられましたね……ついにこの方も既婚者になったのかーって。

婚期とか出産とかは相手があって成り立つもので、ひとりでドタバタあがいたってどうにもならなくて、それぞれにタイミングがあって、比べるものでも競うものでもないとはわかっていても、なんだか焦ってしまって苦しくなってきていました。そして、これまで自分がしてきたことすらも間違っていたんじゃないかと思ってしまうときもありました。



でも………


今回のライビュ参戦で、そういう悩みは、かなり軽減されました!!(*ˊᗜˋ*)エヘッ♪


私はやっぱり宝塚を好きになってよかったし、珠さま率いる月組を、そしてれいこさんを好きになってよかったし、これからも目撃者になりたいと思いました。ましてやたまさくは来年8月には退団してしまうんだもの!

そして特にこれはピガールを見ていて思ったのですが、ジャンヌちゃんやガブリエルが、現代よりずっとずっと女性の地位が軽んじられていた時代に、少しでも強くしなやかに自分らしく生きていきたいと奮闘する姿は本当に勇気付けられました。

せっかく女性が自由に生きられる令和の時代を生きているのなら、なおさら私は自分の思い描くように自由に責任を持って生きていきたいと思えました。
アラサーのくせになにを夢みたいな、と言われるのは承知ですが、恋愛も結婚も「しなきゃだめ」ではなく「この人としてみたい!」と思える人としてみたい。でも今はそれよりももっと宝塚で胸を躍らせたい!!

もちろん親は結婚したり妊娠出産したら喜んで祝福してくれるはず。でもそれは今すぐじゃなくてもいい。親孝行はその時々でさまざまな形で出きるんじゃないかなと。
ていうか私がもし親なら自分の子供に「お母さんが喜ぶと思ったから大してしたくもないけど結婚したよ」なんて恩着せがましく言われたくありませんし。


あとはやはり珠さまのご挨拶のお言葉は、本当に本当に救われました。


「安心してください、私はすごく幸せです。そして、宝塚は、私たちは、変わらずここに存在しています。だから皆さんも、一緒に笑顔でいましょう」

「皆様が私たちを照らしてくださっているように、今度は私たちが皆様の希望の光になりたい」


公演が出来なかった期間も、ずっとお心を寄せてくださっていたんだな、私たちファンを信じていてこうして舞台に立てることを喜んでくださっているんだな、と思いました。


画面越しのライビュではありましたが、やっぱり観に来てよかった。これまで耐えてきたこと・我慢してきたこと・やってきたこと・考えたこと……全部が無駄ではなかったと全肯定されたような満たされ許された気持ちになれました。


やっぱり観劇って、宝塚って、いいものですね(*ˊᗜˋ*)