nakumelo’s blog

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短期集中プログラムで約一年ぶりに月組観劇した話

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「WELCOME TO TAKARAZUKA」「ピガール狂騒曲」も、ついに東京宝塚劇場(以下「東宝」)へと上陸。

ありがたいことに11月26日のマチソワ、翌日27日の公演、さらにその翌週の12月4日公演の計4回ウェルカムされたので、短期集中プログラムで観劇することに。
そんでもって26日・27日はどうせ連続するならということで25日夜から日比谷のホテルに、何かと話題のGOTOキャンペーンを使って宿泊して滞在することにしました。

この頃から都内感染者は一層増加しており、正直直前まで行くのを躊躇うこともありましたが、ほぼ丸一年我慢したぶん生の月組さんを、れいこさんを見たい!!という気持ちから、最大限の感染予防対策をして行くことに。マスク常備・小まめに手洗いうがい・食事はホテル滞在中はテイクアウトで自室で済ませる・街ブラはしない……など思い付くことはとにかく全部やりました。

4回観劇のうち3回は一階席、さらにそのうち2回は銀橋がほぼ目の前かつセンター寄りという、ほぼオペラ無しでも銀橋での様子が見られるという神席でした。そして二階席も一列目だったので真下が銀橋!!
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↑一番銀橋と近かったとき
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↑二階席一列目より

なのでWTTのチョンパで現れたときの衝撃は……近すぎてキラキラしすぎてかえって「あれ、ほんとに珠さまだよね?れいこさんだよね?あ、あれはまゆぽん?(゚д゚)」みたいにポカーンとしてしまいました(笑)


さて、東宝では大劇場公演で行われていた「106期初舞台生口上」は無くなり、代わりに「越天楽」なる演目が追加されました。なんとこれ、れいこさんのソロ舞踊!!しかもこのご時世だけあって、疫病退散の祈りを込めて踊るという、かなり責任重大なもの。

いわゆる「神主さん」のように冠に狩衣を身に纏い、さらに鈴付きの榊を手に持ち広い舞台で一人きりで踊るれいこさんは、「世界一美しいアマビエ」というか……とにかく神聖で清らかで、ここですでに「ああ来てよかった……絶対元気になれる……」と思えました。

あとから聞いたのですがこの越天楽の稽古はムラの公演中から始まっており、その両立や「疫病退散への祈り」というテーマの重み、さらにはたった一人きりで踊らなくてはいけないというプレッシャーは、想像しただけでとんでもなく大変だっただろうなと思います。そんななかで大好きなれいこさんが見せてくれた美しく気品に溢れた舞。きっとご利益があると信じております。


そしてお芝居「ピガール狂騒曲」!!ライビュだけですでにシャルル×ジャンヌ(ジャック)のカップルに萌えてしまって大変だったのに、今回はさらに色んな場面が自分の目で確かめられるからもう大変大変!!
オープニングではベル・エポックの華やかなりし時代の喜びや期待を高らかに歌い上げており、こんな明るく希望と夢に満ち溢れた世界が、いつかきっとまた訪れてほしい……そんな想いが溢れて毎回泣きそうになりました。あと個人的にてらくんスリとれんこんお巡りさんの攻防が好きでした(笑)

れいこシャルルの「♪おねがいーーーー」のロングトーンはムラ千秋楽より遥かに記録を伸ばしており、毎回客席が沸きました。そしてその度に退屈したジャンヌちゃんがしゃがんで寝ちゃったり、服のゴミをはらったり、「そんなに苦しいならやめればいいのに」と冷静なツッコミをされるアドリブも(笑)毎回必死なシャルルおじさんです。

それからまゆぽん率いる女衒のマルセル一味!まゆぽんの高身長と下級生から重厚な役を任されていただけあって、貫禄も抜群!!こんなおっかない人にずっと追っかけられてたんですねジャンヌちゃん……でもここまでジャンヌ!ジャンヌ!て追っかけまわすほどのマルセルは、ムーラン・ルージュの舞台に立つようになるジャンヌちゃんのファンになっちゃうかも(笑)

あとこれは完全なる自惚れかもしれんのですが、二階席一列目で観劇したときに起きた奇跡がありまして!!
大事な公演がめちゃくちゃになってシャルルが絶望して歌う「夢のかけら」の「♪見上げれば 満天の星」というフレーズのとき夜空の星を見つめるために顔を上げる仕草があるのですが、そのときばっちり目線が!!合った(気がした)!!(゚д゚//)今日から私はシャルルが見つめた満天の星だ~!!とテンション爆上がりしました!!


地味に「おっすげぇ私観劇してる」って実感したのは、WTTの月の場面での移動のときとか、ピガールのフィナーレのあの濃いメンバー(東宝公演では初舞台生の替わりに97期以下の男役が参加!!)のロケットのときとか、男役燕尾のとき、移動する足音がハッキリ聞こえたことですかね。この生々しさはやっぱり生観劇ならではですよね。


4回見て4回とも楽しくてドキドキしてときめいて、心があったかくなって、幸せな気持ちで劇場を出ました。


ただ、26・27日のときはわりと大入り満員だったのに、その一週間後の4日に訪れたときには、二階席はなかなかの空席が目立っているのが気になりました(ピガールのカンカンのシーンで鏡張りの壁に客席が映る演出なので嫌でも目の当たりにすることになるのです)。
やはり都内感染者数が500人超えで、断念してキャンセルをした方もいるのかも……れいこさん、越天楽で頑張ってお祈りしてくれているんだけどね(´ヽ`)
歌劇団公式LINEアカウントとか「友の会」のメールなんかでも「今ならチケット余裕ですよ~おいで~ていうか来て~!!」みたいなお知らせがわりと頻繁に来るので、なんとかしてあげたいなぁとも思いますが、私も今後のスケジュールややはり感染対策の面から考えるとこれ以上は難しいかな……と思っております。


これから行かれる方はどうか!!劇場内でのおしゃべりは!!お控えください!!久々の観劇でお連れさんがいてテンション上がるのはわかるけど!!マジであぶねーから!!(゚皿゚)頼む!!

どうかこの素晴らしい公演が年明けの千秋楽まで無事に駆け抜けられますように!!22日に出るBlu-rayも予約したよー!!