nakumelo’s blog

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宝塚観劇デビューした話 ~決意・行動編~

宝塚の月城かなとさんにハマって早2ヶ月経過。


「令和(れいわ)」と元号が決まったその年に「れいこ」という愛称で呼ばれる人を知れたのは神様からの引き合わせだ!と勝手に信じて、元号が変わった5月1日から「れいこさん」呼びにシフトチェンジ。ヅカヲタのバイブル「おとめ」を取り寄せたりして、ルンルン気分で5月の長期連休やセールによる多忙を乗りきっておりました。


さてれいこさんが所属する月組さん、この春は「夢現無双」というあの宮本武蔵佐々木小次郎の決闘をモチーフにした和物のお芝居と、「クルンテープ~天使の都~」というタイをテーマにしたショーをセットにした公演を開催。
退団発表があった月組のNO.2である美弥るりかさんにとってはこれがラスト公演になります。


宝塚は通常、本拠地の宝塚大劇場での約一ヶ月間の公演後は、日比谷にある東京宝塚劇場でまた一ヶ月間行います。そして5月中頃からこの月組さんの公演も始まりました。

観てみたいし日比谷はわりと近いんだけど、なんせチケットは既に完売。夏の青年館か秋の月組公演は観たいな~なんてぼんやり考えていたのですが……




「人生は計画通り上手く運ばない。予定通りになんかいかない」




れいこさんがルキーニとして歌っていたこのワードが実現したような事態が、彼女と、月組、そして、私にも起こったのです。



5月中頃、公演もあと約3週間ほどという時期に、なんとれいこさんが怪我!!これにより激しいアクションや振り付けのある「クルンテープ」は休演。「夢現無双」のお芝居パートのみということになりました。



しかしさらに番狂わせが発生。お芝居パートのみで続けていたのは3日間ほどで、全体休演日(完全に公演がない日)明けには、治療に専念ということで、れいこさんはしばらくの間出演そのものを見合わせることになってしまいました。


三番手ということでお芝居でもショーでも重要なポジションを担当しているれいこさんの代役には、風間さん・蓮さん・夢奈さんが担当。それぞれ「エリザベート」でもきっちり魅せてくれた頼りになる下級生の方々です。特に風間さんは「エリザベート」で美弥さん休演時に急遽フランツを演じることになったれいこさんに替わってルキーニを演じたほどの実力派なのだとか。


そして私はといえば。とにかく何かしたい、ちょっとでもれいこさんの力になりたいと考え、本当なら観劇が決まったときに出そうとしていたお手紙を急遽作成・投函。
ルキーニを見て知ったことやとにかく今はゆっくり休んでほしいこと、いつか必ず舞台で輝くれいこさんの姿を見たいから、その日まで私は自分が今できることをがんばります……などを書いておきました。


「他に私がれいこさん月組さんに出来ることはなんだろう?少しでも応援できたらいいのに……」


そう思いながら歌劇団のHPを眺めていると、ある項目が目に止まりました。


[当日券販売情報]


実は宝塚には「当日B席」という二階の最後列と立ち見席を公演当日朝に売り出すシステムもあるそうなのです。ただし大体40~50枚程度の完全早い者勝ちシステムでした。これが恐ろしく破格の2500円という新喜劇の本公演より安いお手頃価格!!


私は職業柄、平日のお休みを貰うことも多く、その平日の昼間という比較的狙いやすい日時の公演を発見。



お目当てのれいこさんはいないけど……彼女のぶんまで頑張っていて、彼女が普段身を置く月組さんを応援できたら……それがやがて彼女への応援にもなるのでは……


悩みに悩んで、私はその「当日券」に賭けてみることを決意!!


前の日は緊張で眠れず、当日はなるべく早く着くようにと、普段利用している在来線ではなく新幹線を利用。9時台にはどうにか有楽町に到着。そこから方向音痴ゆえしばらく迷ってやっと見つけた東京宝塚劇場!このとき大体時刻は9時50分前後!!そこで見えたのはずらっと並んだ人々の列!!やべぇこれ絶対当日券目当てだ!!あっ、でもそんなに多くも、ない?


ドキドキしながらひとまず列に並ぶ私。手にカウンターを持ち、一人一人数えていくスタッフさん。そして私のところへやってきたスタッフさんが一言。



「39。お客様はB席になりますね」




あまりにもあっさり言われたので一瞬「え?」と思いましたが、つまり、私は、座って見られるB席が取れた=今日の公演が見れるということが確定したのです!!賭けに勝ったのです!!


チケットをゲットし、浮かれてポスターの写真を撮り、「宝塚観劇デビュー決定!」というツイートをしていると、なにやら劇場前の通りに人だかりが。


皆さんお揃いのスカーフを着けておられるのを見て「ああこれが噂の各ジェンヌさんのファンクラブか……」とすぐわかりました。そしてやはり話に聞いていた通り、きちんと整列し人数が多くてもお目当てのジェンヌさんご本人が登場しても決して騒ぎはしない徹底ぶり。これが105年の歴史を持つ界隈故の品の良さか……と納得。 


中でも大人数のファンの方が待っておられたのは、美弥さんの会の方たちでした。三列ぐらい並んでたかな?せっかくだから覗かせてもらおうと私も辺りをチラチラ……

しばらくして車から降りてやってきた美弥さん。第一印象はとにかく「細い!!」そして着ているお洋服は黒とグレーを基調とした、それだけ見るとなかなか派手なデザインですが、美弥さんが着るとめちゃくちゃスタイリッシュに見えるから不思議。

なんとなく、森の奥にいた伝説の妖精を目撃してしまったような……見たかったけど見てはいけないものを軽々しく見てしまったような申し訳ない気分になり、あまりガン見は出来ませんでした。それほどやはり美しい方でした。


それからは開演まで腹ごしらえとキャトルレーヴでのお買い物を。キャトルではれいこさんのお写真やら中毒性が高いと名高い「カンパニー・BADDY」のBlu-rayを購入。


さて、いよいよ会場へ!!
(続きます)